村上宗隆の本塁打量産で沸くホワイトソックスの3Aシャーロット・ナイツで東北高から米国留学してプロ入りした西田陸浮内野手(25)が高打率を残して注目されている。米大リーグ公式サイトは21日(日本時間22日)、ホワイトソックス・ビート・ニュースレターのスコット・マーキン氏の記事の抜粋として、西田選手を大きく取り上げた。

 2023年ホワイトソックスの11巡目(全体329位)でプロ入りした西田は、今年4月に2Aバーミングハム・バロンズからシャーロットに昇格すると初戦でいきなり本塁打を放った。その後、本塁打は出ていないものの30試合に出場し打率3割5分4厘、出塁率・460。過去2シーズンマイナーで40以上マークした盗塁も8個決めており、打率は3Aのトップ争いを演じている。

 ホワイトソックスのライアン・フラー打撃ディレクターは「彼はどんな手段を使ってでも一塁に出る方法を持っている。自分がどんな選手で、どうすればそこにたどり着けるかを理解している」と話す。

 西田は実は「ワンハネ」という会社を持っている。同社の公式ページによると、この会社は「日本の才能に関心のあるコーチにオフシーズンのトレーニングスペースと人脈を提供する」ことを目的としている。西田はまた、野球選手だけでなくチアリーダーも支援しており、妻のリミさんは日本で「プロのチアリーダー」だった。西田以外にワンハネには3人の従業員がおり、西田は午前8時か9時に起床し、ナイツのクラブハウスが開くまで会社の仕事をしているという。

 西田は「クラブハウスが開いたら、趣味(の野球)に集中します。シャーロットの街も野球も好きなんです。ここにいられて本当にうれしいです」と答えている。

 同選手は二塁を守ることを好むものの、外野3ポジションもこなしてきたユーティリティープレーヤー。「(本当は)ライトが好きなんです。ライトはセカンドベースの後ろにあるので」と笑う。

 西田がメジャーリーグに昇格すれば高津臣吾、井口忠仁、福留孝介、村上宗隆に次いでホワイトソックス史上5人目の日本出身選手となる。

 ◆西田 陸浮(にしだ・りくう)2001年5月6日、大阪府生まれの25歳。東北高から、米国のマウント・フッド・コミュニティ・カレッジに入学。その後オレゴン大に編入。2023年のMLBドラフト会議でホワイトソックスの11巡目(全体329位)で指名されプロ入り。右投げ左打ち、168センチ、68キロ。

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