大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では新たな要素としてスピリッツが登場しています。これはさまざまなゲームのキャラクターが、ファイターに力を分け与えるというもの。
大乱闘に直接は参戦できないものの、いろいろなキャラクターが登場するので嬉しいですよね。

そして、スピリッツが憑依して戦うバトルというのは実はかなりこだわられているのです。今回は「灯火の星」やスピリッツボードで体験できる中で、おもしろいものをピックアップしてご紹介します

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◆ゼルダ(『ゼルダの伝説 ブレス オブ ワイルド』)
今回ファイターとして参戦しているゼルダは『神々のトライフォース』シリーズを元にしたデザインになっていますが、『ブレス オブ ワイルド』のゼルダもスピリットとして登場しています。

彼女とは「灯火の星」で戦うことができるのですが、なんとこの大乱闘では4人の英傑が再現されているのです。巨体のダルケルは大きなドンキーコングで、リーバルは性格も似ている気がするファルコで、水生生物らしきミファーはインクリングで、そして美しいウルボザはゼロスーツサムスで……。強引な気もしますが、かなり頑張っている再現度です。


◆つぼおばけ(『スーパーヨッシーアイランド』)
つぼおばけと戦った時は思わず爆笑してしまいました。本体は巨大化したWii Fit トレーナーで表現されており、お供のヘイホーは緑色のメタナイトで再現されているのです。これがもうそっくり。

つぼおばけは自分で動くことができず、ヘイホーに押してもらう形で戦うことになるボスキャラクターでした。そんな様子が『スマブラ』できちんと再現されており、原作を遊んだことのある人なら吹き出すこと間違いなしなバトルになっていました。

◆ポリゴン(『ポケットモンスター』シリーズ)
ポケモンのポリゴンはあまりポリゴン感がないですが、「灯火の星」で戦うとすごいワイヤーフレーム感あふれるリトルマックとポリゴン感あふれるアキラが出てくるのです。
きちんとポリゴンと戦っている雰囲気が出ていますよね。

ポケモンとしてのポリゴンらしさではなく、3Dグラフィックスとしてのポリゴンらしさを求める。とんちのような答えですが、これはこれでアリでしょう。

◆ダン(『ストリートファイター』シリーズ)
『ストリートファイター』シリーズから参戦したのはリュウとケンのふたりですが、なんとダンが乗り移るかのように戦える場面もあります。そしてもちろん、ダンといえば戦いの最中なのに挑発しまくることで有名な人物です。

幸い『スマブラ』シリーズにはアピールという要素があるので、それも見事に再現できています。
しかし挑発ばかりするケンはどこかムカつくような。ダンの憎めない性格まではコピーしきれてないみたいですね。

◆名探偵ピカチュウ(『名探偵ピカチュウ』シリーズ)
中にはスピリットの再現に困るような存在もいます。たとえば名探偵ピカチュウなんかは、ファイターとしてはピカチュウで再現できるわけですが、原作キャラとしては戦闘力がありません。ではどうすれば?

その答えは「たくさん同じようなピカチュウを出して本体をわからなくしつつ、ヒントから正解を見つけて倒すことで簡単にクリアできるようにする」というものでした。確かに探偵ぽい感じになっています。


◆プチパックン(『スーパーマリオ』シリーズ)
逆に形でなんとなくスピリットを再現する場合もあります。プチパックンの場合はファイターとしてパックマンが登場し、ピザ型になる技ばかり使うのです。この形がプチパックンに似ている! ということなのでしょう。

かなり苦しい気もしますが、プチパックンは上に向かってパクパク攻撃してくるためパックマンの上必殺技がなんとなく似ているような気も。薄目で見ましょう。

◆はっくん(『すってはっくん』)
『すってはっくん』というゲームをご存知でしょうか。
任天堂から発売されたパズルゲームで、サテラビューのソフトとして配信されたようです。主人公はさまざまなモノを吸って吐く「はっくん」。ブロックや色を吸って吐いてパズルを解くわけですね。

『スマブラSP』ではこのキャラクターが再現されています。吸って吐く部分はカービィで再現、色を移す部分はプレイヤーのファイターが透明になる部分で再現……! マイナーなゲームですが、よくぞここまで雰囲気を出したものです。

◆アーム&レッグレイズ(『Wii Fit』シリーズ)
逆に再現もクソもなくストレートなのが、「アーム&レッグレイズ」というスピリットです。
いえ、スピリットというかトレーニングの一種類なのですが……。

このバトルで登場する相手は、もちろんWii Fit トレーナー。アーム&レッグレイズを元にした技をものすごい勢いで繰り出してきます。ふざけていますが、これはこれで笑えますよ。

◆サジ&マジ&バーツ(『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』など)
『ファイアーエムブレム』シリーズのファンにはいろいろといじられているらしい「サジ&マジ&バーツ」の3人組も「灯火の星」でスピリットとして登場します。彼らは斧を持っているため、バトルではシモン3人が斧を投げまくってくるのです。

さらに彼らは木こりであるため、壊れた橋を直してくれる便利な機能つき。あの3人もここまで大活躍すれば本望でしょう……。

◆パパ(『MOTHER』シリーズ)
そもそも原作を遊んでいないと「パパが電話ってどういうこと?」と思うかもしれませんし、「なんでファイターにスネークが選ばれているの?」とも思うかもしれません。しかし、そのあたりを知っていれば実にしっくりと来る選択なのです。

おまけにステルス迷彩を使っているのか、バトルでスネークは透明状態になっています。そういえば、『MOTHER』シリーズにおいてもパパは声こそ聴けても姿を見ることは叶いませんでした。なんとぴったりなスピリッツであることか。