◆サッカー◇静岡県高校総体 ▽2回戦 藤枝明誠6-0富士見(17日・藤枝明誠高グラウンド)

 2回戦14試合が行われた。プリンスリーグ所属のシード校・藤枝明誠は富士見に6―0で大勝。

後半14分に出場したFW渡貫暖(3年)がハットトリックの活躍を見せた。2連覇を目指す浜松開誠館は沼津中央を6―0で、新人戦に続く県2冠を狙う静岡学園は沼津西を8―1で下した。3回戦は23日に行われる。

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  藤枝明誠のエースFW渡貫が躍動した。後半終了間際のセットプレーで、こぼれ球を蹴り込み計3得点。「(ハットトリックは)高校では初めて」と、ホッとした表情を見せた。

 9日のプリンスリーグでは、富士市立に0―2で黒星。渡貫は先発したものの精彩を欠き、ハーフタイムに交代させられて「悩んでました」。この日は覚悟した通りのベンチスタート。それだけに1―0の後半14分に出番が来たときは「失うものは何もない。やるしかない」と燃えていた。

 同28分に味方のシュートのこぼれ球を逃さず決めると、2分後には左サイドをドリブルで突破。

そのままゴール前まで突き進んでネットを揺らした。「得点してチームに貢献する」。それしか頭になかった。

 前半は苦しんだ。前線の動きが少なく無得点。ハーフタイムには松本安司監督(56)から雷が落ちた。計6ゴールの大勝も、指揮官は「3年生がもっと引っ張らないと」と厳しい表情で話した。ようやく後半8分に先制点を奪ったMF高下龍馬(2年)も「前半からもっとやっていれば圧倒できた」と反省の弁だ。

 次の相手は飛龍。序盤からエンジン全開で行く。渡貫は「点を取る仕事をする」と宣言。上級生が先頭に立つ。

(里見 祐司)

 〇…監督の長男で、1年生ながら176センチ、69キロの体格を誇るFW松本優誠が後半14分、渡貫と一緒にピッチへ。3月末に左手首を骨折。復帰まで1か月かかり「試合勘がまだまだ」と言うが、同24分にはスルーパスに反応してゴールも。オフサイドと判定され幻となったものの、同39分には右サイドを抜け出してMF鈴木大貴(2年)の得点をアシスト。「必ず点が取れる場所にいる渡貫さんから、いろいろと教わっていきたい」と前を向いた。

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