任天堂は、10月20日(金)に発売を控える『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の開発者らによる対談コンテンツ「開発者に訊きました」を公開しました。正面から見たマリオの顔が歪んでいることや、クリボーをはじめとした表情豊かになったキャラクターの裏話などが公開されています。


◆これまでにない大がかりなステージ変化が起きる新作『マリオ』
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は、約11年ぶりの『スーパーマリオブラザーズ』シリーズ完全新作です。ワンダーフラワーに触れることで土管が動き出したり敵が大量に出現したりと不思議な変化が起きるほか、アワマリオやドリルマリオなど、さまざまな新要素が盛り込まれています。

◆キャラの表情を見せることとわかりやすさの両立
「開発者に訊きました」では、今までの2Dマリオではありえない「ワンダー」な仕掛けに至った経緯や、8頭身マリオなどがアイディアとして挙げられていたこと、ニンテンドースイッチの性能を活かしてキャラクターの可動域が増えた恩恵が語られています。

なかでも興味深いのは、ハードスペックの向上によりキャラクターの表情が豊かになった一方で、マリオの鼻が進行方向に向くようにセットすると、表情が見えなくなるという課題が生まれたということ(ドット絵マリオ時代にマリオの鼻を大きくすることで、マリオが向いている方向がわかりやすくなったという逸話がある)。

開発陣はこの問題を「マリオの顔を歪ませる」ことで問題を解決したというのです。

公開された画像を見ても、マリオの顔が左右対称でないことがわかります。このデザインにより、キャラクターの表情と進行方向がわかりやすくなりました。

そのほか、表情豊かになったのは敵キャラクターも同じで、なかでもクリボーがクリボー同士でぶつかり合う際に“挨拶”したり、ブロックの間でスタックした時には困ったり、そしてマリオの攻撃する際は噛みつくように大きく口を開いたりと、これまで以上にキャラクターの表情を感じることができるようになっています。

そのほか、「開発者に訊きました」ではリモートワークによる開発への影響や、話題を呼んだ「ゾウマリオ」の経緯などが明かされています。全文は公式サイトをご確認ください。

『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』はニンテンドースイッチ向けに10月20日(金)に発売予定です。
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