「名刺の上では私は“社長”。頭の中では“ゲーム開発者”。心の中では“ゲーマー”です」
企業の社長であり、ゲーム開発者であり、そして何よりもゲーマーであり続けた岩田聡氏。彼の発言の引用によって始動した海外フォーラムスレッド「Satoru Iwata Has Passed Away」では、多数のゲーマーからその死を悼むコメントが投稿されています。海外では深夜0時ほどの時刻でありながらも、「ご冥福をお祈りします。あなたは本当に伝説的な開発者、そしてCEOでした」「安らかに眠ってください。素晴らしい思い出やタイトル、ゲーム機を作ってくれてありがとう。思い出に残るキャラクター達を生み出してくれてありがとう」と言ったコメントが6時間の間に6,500件ほど届いており、スレッド閲覧者の大多数が追悼のメッセージを投稿していることも明らかになっていました。
一部ユーザーの間では、特別に制作された追悼用アイコン画像が利用されていました。これは「Iwata」と書かれた黒いリボンの透過PNGイメージを利用したもので、任天堂ファンや岩田聡氏の逝去を悼むユーザーによって制作・配布されています。また、ゲームバラエティー番組「ゲームセンターCX(Retro Game Master)」の思い出や「Nintendo Direct」、公式インタビュー企画「社長が訊く(Iwata Asks)」を振り返るユーザーも多数見られています。とあるユーザーからは「(ゲーム業界の)多くの偉大な人物は今も生きている。
更に別スレッド「How to revisit Iwata's legacy?」では、岩田聡氏の軌跡を辿りつつ、名作ゲームについて語る書き込みも。HAL研究所で生み出された『星のカービィ』『MOTHER』、そして『バルーンファイト』『カードマスター リムサリアの封印(Arcana)』などのタイトルを挙げながら、岩田聡氏やHAL研究所、任天堂が築き上げたひとつの時代を振り返っています。