先日、結婚を発表した元E-girlsの藤井萩花さん(26)と多国籍音楽集団「ALI」のボーカルLEOこと今村怜央さん(34)。ハッピーな組み合わせにファンも祝福モードでしたが、ここへ来てLEOさんの過去の女性問題が浮上しました。
記事を受け、2人はSNSを更新。藤井さんはLEOさんの頬を掴んだような写真とともに、インスタストーリーズで「そうです、本当にクズだったんです」と投稿。LEOさんはTwitterで「出会うまで、本当に酷いクズだった俺を叱り、更生して、導いてくれた嫁には感謝です。。。」「女性に対してこんなに酷くゲスい男は、自分以外知らないくらいヒドイ人間でしたが、、誤魔化さず、逃げずに向きあい、愛とはありのまま捧げるだけでなく間違えた自分を殺して。変わる事という事を教わりました。。そして、女性の偉大さと、怖さも。。笑」(原文ママ)と立て続けに投稿。スクープの収束を宣言しました。
新たな門出にちょっとだけケチがついてしまったようですが、当人同士は織り込み済みといった対応。しかし、多くの人の中には1つの疑問があったようです。それは、「男はそう都合よく変わるのか」という問題です。
実は、筆者もこれは常々思っていました。ただ過去にいろんなケースの男女を取材してきたなかで、たしかに“変わった男”は存在しました。そのパターンを2つ、ご紹介します。
■女性がすごすぎて、男性が頑張って変わる
1つ目のケースは、男性にとって相手の女性が圧倒的に凄い存在である場合です。たとえば美人、性格が凄く良い、社会的地位が上、めちゃくちゃモテるなどです。
その結果として男性が付き合った後も『女性が自分以外のどこかに行ってしまうかもしれない』と考えるようになり、問題のある振る舞いを改めるようになったケースがありました。
もちろん、頑張る男性の姿は好ましいといえるでしょう。ただこの場合は交際が安定したり結婚したりすると注意が必要です。関係性が長期的なものになると、男性が元の“クズ男”に戻ってしまう場合もあるからです。
過去取材した例でいうと“もともと精神的にもろく、女性をとっかえひっかえしていた男性のケース”がこれに当たります。彼は浮気なども当たり前だし、女性に対して精神的に依存するタイプでした。
あるとき、普段の自分では付き合えない夜の仕事をする女性と付き合った男性。当然のように舞い上がり、彼女のことを大切にしました。
浮気もせず一途に、そして束縛や精神的な苛立ちも相手にぶつけず“平和な恋愛”をしていた彼。しかし数年したら安心したのか、彼女とは釣り合っていなかったのか。彼はすっかり浮気グセも精神的な不安定さも元通りになっていました。
■圧倒的な包容力と安心感で、男性が自然と変わる
続いてのパターンは女性がとにかく“絶対的な安全地帯”になることで、男性が安心感を感じて女性関係も整っていくケースです。
この整っていくまでのフェーズにはいわゆる浮気癖の再発や喧嘩、腹を割って話すといったやり取りが概ねセットだったりします。
そして何回も「もうダメかも……」という窮地に陥りますが、それでもなおパートナーとして絆を結びなおしていく。そうすることで、より良い関係を目指します。
ちなみに「浮気癖は治るのか否か」という点については治る場合もありますが、どちらかといえば「治る」というより「収まる」といった表現のほうが正しいでしょう。
つまり安全なパートナーがいるから浮気をしたいと思わなくなるか、安全なパートナーの存在によって浮気エネルギーが10から1へどんどん縮小していくイメージです。
「浮気した! しない!」の二極論で話をすすめると、このケースは男性が変わったとは言えないのかもしれません。しかし1日1日と向き合い続けることにより、男性も女性もどちらも確実に変わっていくケースではあると思います。
藤井さんとLEOさんのケースがどのような関係性だったかは、推測の域を出ません。ただ2人の大人な対応は、この向き合った結果として出来ることのようにも見えます。
過去よりも今、そして未来へ。よりよい関係性が築けることと、その結果としてクリエイティビティが発揮されることを祈りたいと思います。
(文:おおしまりえ)