2026年3月25日、仲野太賀主演の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)に出演する、松崎優輝のビジュアルが公開された。勇猛果敢な武将・福島正則を演じる。


 大河ドラマ初出演にして重要な役を担う。2021年公開の俳優デビュー作『ブレイブ-群青戦記-』では、戦国時代にタイムスリップする野球部員役を演じ、今年も時代劇舞台『忠臣蔵』に出演している。

 父は松崎しげる。父との逸話的(?)エピソードが、今回の大河ドラマの役柄にちょっとした関連がある。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。

初共演ドラマの外で繰り広げられていた豪快な外伝

 1977年リリースの代表曲「愛のメモリー」で有名な松崎しげると、俳優の息子・松崎優輝のドラマ初共演作は、2021年放送の『あなたもきっと騙される』(BS-TBS)だった。同作は松崎優輝のドラマ初主演作でもある。

 ドラマタイトルに「騙される」とあるように、消費者庁監修の下、詐欺の手口が紹介される。いかにも怪しいビジュアルで松崎しげるが演じたのが、公演前になって姿をくらます演劇プロデューサー。

 松崎優輝は、公演中止でギャラが未払いになる2.5次元俳優を演じた。騙された俳優が、今度は騙す側になるという教訓的ストーリーなのだが、どうやら物語の外でも豪快な外伝(?)が繰り広げられていたようなのだ。

父から息子へ“酒豪伝説”が受け継がれる

 撮影は3日間だった。初日、やはり初主演ということで気を張っていた松崎優輝は、父のマネージャーと遅くまで飲んでいたらしい。松崎しげるといえば、焦げるほどぎらぎらした日焼けがトレードマークだが、日夜の痛飲でもびくともしない酒豪キャラが有名だ。


 夜の帝王という異名さえあるが、どうやら息子はそれを上回る酒豪で、酔いつぶれた父を介抱できるほどだという。初主演ドラマの外伝として、父から息子へ“酒豪伝説”が受け継がれる。

 2024年9月、松崎しげるによる音楽フェス『黒フェス2024~白黒歌合戦~』で、松崎優輝が初めてMCを担当した。ここでも息子との共演を喜ぶ父は「うまい酒を二人で飲みたい」と話している。愛すべき酔いどれエピソードは、思わぬ仕事にも繋がっている。

大河ドラマ初出演で演じる酒豪キャラの武将

 2026年1月14日、仲野太賀主演の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)の追加キャストが発表された。池松壮亮演じる豊臣秀吉の家臣である、福島正則役に松崎優輝が配役されたのだ。3月25日には、番組公式X上で、ビジュアルも公開され、話題を集めている。

 X上には「加藤清正と同様、秀吉に近習として仕えた、子飼いの家臣」と役柄が紹介されている。福島正則は実は酒豪としても知られ、演じる俳優本人が酒豪だからキャスティングされたのかはよくわからないが、とにかく酒豪キャラの武将をこうして演じることになるのは興味深い。

 松崎優輝はこうコメントしている。「自分なりの“福島正則”を出して行けたらいいなと思います」。


 これは酒豪キャラの役作りに大いに期待できる。ただし、福島正則は大酒飲みだったといった方が正確だ。猪突猛進な性格で武勇に富んではいたが、酒癖はよくなかった。何せ失敗談が多い。松崎優輝が演じるなら、ほどよい酒癖キャラとして綺麗にまとめ上げるのではないかと想像する。

<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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