(台北中央社)中央感染症指揮センターは8日、新型コロナウイルスの国内感染者を新たに2人確認したと発表した。50代の台湾人男女各1人で、ともに桃園国際空港のクラスター(感染者集団)関連の感染者だった。


同センターによると、2人ともワクチンを3回接種していた。男性は防疫タクシーの運転手で、ウイルス量が少ないことから市中感染の可能性は低いとみられる。女性は同空港の警備員で、4日に喉の不調などの症状が出た。同センターは2人の接触者計12人に在宅隔離などを求めている。同クラスター関連の感染者は14人になった。

この日は死者が報告されなかった。


海外からの輸入症例は42人。先月15日から今月1日にかけて入国した10歳未満から70代の男女で、うち米国からは半数超の23人だった。それ以外ではベトナム(4人)、フランス(2人)、アルゼンチン、オーストラリア、フィリピン、カナダ、アラブ首長国連邦、タイ、ブラジル、スペイン、インド、イタリア、ドイツ(いずれも1人)にそれぞれ行動歴があった。

台湾内で確認された感染者は計1万7302人となった。死者は850人を維持している。

(張茗喧、呉欣紜/編集:荘麗玲)