(台北中央社)台湾高速鉄道(高鉄)は30日、来年下半期に営業運転に投入する予定の日本製新型車両N700STの実車を紹介する動画をフェイスブックに公開した。史哲(してつ)董事長(会長)は動画内で、従来型車両と比べた改良点や引き渡しまで残り100日となったことをアピールした。


日本で製造が進むN700STの第1編成は7月に工場を出場し、8月にも台湾に到着する見通し。

史董事長は特徴的な先頭車両の形状に触れ、トンネル進入時に発生する抵抗などを低減したと説明。軽量化と性能の向上を図ったことなどについても画期的な改良だとした。

N700STは揺れを大幅に抑えるフルアクティブ制振制御装置を採用した他、バッテリー自走システムを導入。緊急時に外部からの電力供給が遮断されても、低速で安全な場所に移動でき、照明やトイレ機能も維持が可能になる。

また車内は客室上部の荷物棚と荷物置き場をそれぞれ拡大。全席にコンセントを設置した他、座席はリクライニングすると背もたれと連動して座面が沈み込む構造で、座り心地を改善した。

高鉄によると、2028年末までに全12編成を営業運転に投入する予定。ピーク時には現在と比べ約25%の輸送力増強ができるという。

(余暁涵/編集:齊藤啓介)
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