(桃園空港中央社)中部・雲林県の廟(びょう)北港朝天宮に祭られている女神「媽祖」の像が10日、廟の関係者や信者らと共に桃園国際空港から日本へ旅立った。1週間の日程で、関東地方の寺などを巡る。
同廟の媽祖像が日本を訪問するのは初めて。

媽祖は台湾で広く信仰されている航海の女神。交通部(交通省)観光署のサイトによれば、1694年に創建された北港朝天宮は、台湾各地にある300余りの媽祖廟の「総廟」とされている。

朝天宮の蔡咏鍀董事長(会長)は報道陣に対し、今回の旅は廟の歴史に刻まれる重要なもので、文化外交という重責を担っていると述べた。台日交流がますます活発になる中、媽祖の慈悲の精神を日本の人々へ伝え、国際社会に台湾の宗教文化の独特な魅力を体感してもらうとともに、海外在住の華僑や留学生らに古里からの心のねぎらいを届けたいと語った。

同行する野党・民衆党の蔡春綢立法委員(国会議員)は、媽祖の信仰文化は台湾にとってかけがえのない文化ソフトパワーだと言及。今回の訪問は台日の文化交流促進にとどまらず、台湾の国際的な知名度や影響力を高めることにもつながると話した。

媽祖の同行ツアーを開催する旅行会社のサイトによると、一行は茨城県の牛久大仏や群馬県の榛名神社、東京都の東京媽祖廟などを訪問する予定。

(呉睿騏/編集:田中宏樹)
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