インドで「特別な苗木」を購入し育ててみたら、宮崎マンゴーだった件(インド)

インドで「特別な苗木」を購入し育ててみたら、宮崎マンゴーだった件(インド)


 なぜ宮崎マンゴーがインドに?と様々な思いが頭をよぎるが、とにかくインドに日本の宮崎の高級マンゴーの苗が上陸していたようだ。

 インドの農家の男性が、見知らぬ人から「特別なマンゴーの苗木があるけど育ててみないか?」と持ち掛けられ、購入し栽培したところ、なんとそれは宮崎マンゴー(アーウィン種)の苗木だったことがわかったという。

 日本の高級フルーツであると分かった男性は、インド産マンゴー同様の栽培方法で、警備体制万全のもと育てているという。

【見知らぬ人から特別な苗木を購入したら宮崎の高級マンゴーだった】
 インドのマディア・プラデーシュ州ジャバプル市で農業経営をするサンカルプ・シング・パリハールさんは、今から4年前、ココナッツの種を購入するため、電車でタミル・ナードゥ州チェンナイに向かっていた。

 すると、偶然電車に乗り合わせた男性との会話が始まった。その男性は、サンカルプさんが農園を営んでいると知り、「特別なマンゴーの苗木を2500ルピー(約3700円)で買わないか」と取引を持ち掛けて来た。

 サンカルプさんは、かなり高価な苗木の値段に躊躇したが、「特別な苗木」の響きが気になり、奮発して購入。

 栽培してみたところ、実はその苗木が、海外では日本の高級フルーツとして知られている宮崎マンゴーであることがわかったそうだ。(宮崎マンゴーそのものの苗木というよりは、大本の品種、アーウィン種) 【世界で生産量ナンバー1のインド産マンゴー】
 マンゴーは、インドがルーツとも言われており、4000年以上前から生産が行われていたという説がある。インド国内のマンゴー年間収穫量は1000万トン以上にも上り、世界の4~5割を占めている。

 日本の高級マンゴーと比較すると、物価の違いもあり、値段はかなり安い。しかしその味は確かなもので、100種ほどあるインド産マンゴーの中でも最高峰と言われる「アルフォンソ」は、宮崎マンゴーのように素晴らしい味と食感を持っているという。[画像を見る]  マンゴーの歴史が奥深いインドゆえ、マンゴーの栽培方法を熟知していたサンカルプさんは、早速購入した特別なマンゴーの苗木なるものを、母親の名にちなんで「ダミーニ」と名付け、農園で栽培を開始した。

 品種がわからないままだったが、アルフォンソと同様、インド産マンゴーの栽培方法で育ててみて数か月様子をみたところ、立派に実がなった。

 だが、一般的に黄色の表皮を持つインド産マンゴーとは異なり、そのマンゴーは赤い表皮をしていた。

 そのため、地元で注目を集めるようになり、やがてムンバイやスーラトといった都市のビジネスマンから「1個21000ルピー(約3万円)で買い取りたい」と言われるようにもなり、サンカルプさんはこの時になって初めて自分が育てているマンゴーの価値に気付いた。【万全の警備で農園を守りマンゴーを栽培中】
 宮崎県生産の「太陽のタマゴ」は、15%の糖度と350グラム以上の重量を確保するため、厳しい品質管理のもと、温室環境の中で小さなネットに吊るして丁寧に栽培されている。

 そのため、育ったマンゴーの果肉は、ゼリーのように口の中でとろけとても甘く、世界で最も高級なマンゴーとして知られているだけに、特級品の大きいサイズだと1個1万円はくだらない。[画像を見る]  インドでその苗木を偶然手に入れたサンカルプさんは、あくまでもインド産マンゴーと同様の栽培方法で育て続けると話す。
日本では、管理費用の高い環境で栽培しているため販売価格が高くなりますが、インドでは涼しく湿った自然の気候で有機的に育てることが可能です。

だからインド産の普通のマンゴーと同じ方法で自然栽培ができ、経費を削減することができます。そうすると、日本のように高い値段で販売する必要もないですし、私が育てているマンゴーはインドの一般家庭の人の手が届く値段で売りたいと考えています。
 サンカルプさんは、現在農園で少しずつマンゴーの数を増やして栽培中だが、そのマンゴーが高級な品種であると知れると、相次いで盗まれる事態が発生したという。

 既にこれまで14個のマンゴーを盗まれてしまったため、4人の警備員に毎月800ルピー(約1200円)を払って警護してもらい、ジャーマンシェパード6匹を配置し、大切なマンゴーが盗まれないよう農園セキュリティーの強化に努めている。
警備員に高い費用を払ってでも、このマンゴーは守る価値があります。今、私たちの農園では残った52のマンゴーの種を使って、新たに栽培することに焦点を当てています。

ビジネスマンからのオファーも断りました。今はまだ販売には至っていません。もっと農園をマンゴーでいっぱいになるまで育て続けていくことを計画しています。

追記(2021/07/05)
コメント欄によると、宮崎マンゴーはもともと、アーウィン種と呼ばれる品種でアメリカで開発されたものだそうだ。

それを宮崎で労力と資金をかけて最高品質になるように育てられ、JA宮崎の商品規格をクリアしたマンゴーにのみに、「太陽のタマゴ」のブランド名で出荷が出来るという。

日本の高級フルーツは海外でも注目度が高い為、海外メディアでは、アーウィン種のマンゴーを宮崎マンゴーとして報道していたのだが、日本の宮崎マンゴーの苗木が流出したかどうかは定かでないようだ。

References:Lad Bible / written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:インドで「特別な苗木」を購入し育ててみたら、宮崎マンゴーだった件(インド) https://karapaia.com/archives/52303573.html

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