しかもそれだけじゃない。皆既月食の間に、天王星が月の裏に隠れる「天王星食」が同時に発生するという非常に稀な現象が起きるというのだから、何はなくともお空にロックオンなのだ。
11月の満月は赤い月、皆既月食となってやってくる! アメリカの農業暦(The Old Farmer’s Almanac)によると、11月の満月は「ビーバームーン」と呼ばれている。
この時期、アメリカの先住民たちは、冬に備えて分厚い毛になったビーバーの毛皮を狩り、防寒用として確保する為にこの名がついたそうだ。
11月の満月は月食となってやってくることが多い。2020年は半影月食、2021年は部分月食だったが、今年はなんと「皆既月食」だ。
月食は、太陽・地球・月が一直線上に並ぶ時に起こる現象のことで、皆既月食は、月のすべての部分が地球の影に入って太陽の光を全く受けなくなる。
この間月は暗い赤色(赤銅色)に染まり、幻想的な姿を眺めることができる。海外では血の色に見えることから「ブラッドムーン」と呼ばれている。
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今年は観測条件も良好!皆既月食の見方 今回の皆既月食は、日本全国から見ることができ、時間帯や月の高度、継続時間すべてにおいて観測条件が良好だという。
月が本影の中心に近い位置を通過するため、皆既の状態が長時間継続するし、食の最大も19時59分頃と太陽もしっかり沈んだ夜の時間だ。
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皆既月食の見頃 11月8日(火)東京このうち、月が赤胴色に見えるのは、19時16分から20時42分頃まで。
月の欠け始め(部分月食開始):18時9分
皆既月食の始まり:19時16分
食の最大(本影に最も入る時期):19時59分
皆既月食の終わり:20時42分
部分月食の終わり:21時49分
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image credit:国立天文台
月は東の空から昇り始めて、南の空を移動し西へと沈んでいく。月の出時にはいつもの白っぽい月が、徐々に赤みを帯びてきて赤胴色に染まる姿は感動だ。その後部分色が終わると、また白い姿に戻っていく。
月食は、月が見える場所なら日本全国同じタイミングで起こる。ただし月の見える方位や高度は地域によって異なる。
月食の前半は、西日本側は月の高度が低めになるため、見晴らしの良いところのほうが見えやすいかもしれない。
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image credit:TimeandDate.com
さらにはレアな天王星食も起こる! 皆既月食だけでもワクワクなのに、更に今回、別の天体ショーもある。月が天王星を隠す「天王星食」が起こるのだ。
月食と天王星食が同時に起きるのは非常に珍しく、次に皆既月食と同時に起こるのは213年後の2235年になると予測されている。激レアの熱々だ。
こちらも日本のほぼすべての地域(小笠原諸島を除く)で見ることができる。
薄い青色をした天王星は約6等級なので、天気が良くても肉眼でギリギリ見えるレベル。確実に観測するには双眼鏡や天体望遠鏡を用意しておくのがベストだ。
また天王星食は、地域によって見える時刻が異なる。国立天文台の以下の図を参考にするとよいかもしれない。天王星の潜入と出現にはそれぞれ15秒ほどかかるそうだ。
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image credit:国立天文台
ということで11月の満月はスペシャルな満月。この満月を迎えることができたことに感謝しつつ、汚れを浄化してもらいつつ、心と体を超リセットしよう。
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2022年11月8日は皆既月食を見よう!
written by parumo
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