進藤あまね・直田姫奈が紐解く、Morfonicaの物語とシン...の画像はこちら >>

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次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!(バンドリ!)』発のリアルバンド、Morfonicaが今熱い。デビュー5周年を迎えた昨年、2nd Album『Polyphony』や8th Single「Feathered Dreams」をリリースし、2度のワンマンライブを開催。

特に年末の12月30日に行われた“Morfonica 5th Anniversary LIVE「Maestoso」”は、バンドとしての成熟と進化が感じられる素晴らしいステージだった。

そんな彼女たちが新たに放つ9th Single「Resonant Strings」は、これまで育んできたバンドの様々な側面をアピールする充実作に。バンド史上最もハードなギターサウンドが鳴り響くアグレッシブな表題曲、モニカらしい輝きに満ちた晴れやかな「Shining Leaves」、アーティストタイアップ企画で実現したヒトリエ提供の「ビューティ・フォー」の3曲と、Blu-ray付生産限定盤に収録される5周年ワンマンで得た経験について、ボーカルの進藤あまね(倉田ましろ役)とギターの直田姫奈(桐ヶ谷透子役)にたっぷり語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創
PHOTOGRAPHY BY 三橋優美子

Morfonicaの「キラキラドキドキ」が詰まった5周年ワンマン

――今回のSingleには、Blu-ray付生産限定盤に昨年末開催されたワンマンライブ“Morfonica 5th Anniversary LIVE「Maestoso」”の映像が収録されるので、まずはライブの振り返りから。バンドの5年間の歩みを凝縮したセットリストで素晴らしい公演でしたが、皆さんの手応えはいかがでしたか?

進藤あまね すごく良かったと思います。Morfonicaは他のリアルバンドに比べるとライブ回数がまだ少ないんです。だからこそ、逆にMyGO!!!!!やAve Mujicaから『バンドリ!』に興味を持ってくれた新しいバンドリーマー(『バンドリ!』ファンの総称)の皆さんや、初めてモニカを観るという方にも楽しんでもらえる内容を目指しましたし、昔からモニカを応援してくださっている皆さんにとっては「久しぶりにこの曲が聴けた!」という懐かしさもあったはずで、アンコールで今回のSingleに収録の新曲「Resonant Strings」をライブ初披露したサプライズを含め、いろんな層の方に楽しんでもらえるライブになったと思います。その後に控えていた『バンドリ!』の10周年ライブ(BanG Dream! 10th Anniversary LIVE「In the name of BanG Dream!」)に向けて、私たちのこの5年間の軌跡を見せつつ、さらなる勢いをつけるためのブーストをかけるライブになりました。

直田姫奈 5周年ライブということで、セットリストは活動初期の楽曲から並べた構成でしたし、なおかつMCを挟まずに音楽だけでモニカを表現するという、今までにない挑戦でもありました。曲数も今までよりも多くなっていたんですけど、それをやり抜く力がこの5年間でメンバー全員についたからこそ、成立したライブだと思います。ただ、軌跡を辿るということは、後半に行くほど新しい曲になるということで、つまり演奏の難易度がどんどん上がっていく構成だったので、練習中は「やってもやっても終わる気がしない!」って、私はずっとぶうたれていて(笑)。

――アハハ(笑)。

直田 後半の疲れているタイミングに、まだ慣れていない新曲たちを演奏するのは我々としてもかなりヘビーでしたけど、それをやり切ることができたし、本編ラストの「Feathered Dreams」でステージに羽が舞う演出の中、未来に向けて締め括れたのは大きかったです。

実はあの時、メンバーの満身創痍ぶりもすごかったんですよ。直前になって私とおゆちゃん(西尾夕香)が体調を崩したり、あまねちゃんとmikaさんは膝を痛めてしまって。

進藤 そうなんですよ!私とmikaさんは、ライブに向けて気合いを入れてジムでトレーニングしたら、二人揃って膝を痛めるという……。

直田 もう「勘弁してくれ!」って感じでした(笑)。ゲネプロの時は、本当にみんなボロボロで。「こんなにヘビーなライブ、本当にできるの?」って不安になるくらいだったんです。でも、本番はみんなグッと集中することができて、やっていてすごく楽しかったですし、何よりお客さんのリアクションが最高でした。「あの曲が来た!」という時の表情の変化がすごく面白くて、心の中で「してやったり!」と思っていました(笑)。特にカバー曲の「Nevereverland」は我々としても思い出深い曲なので、5周年には外せないと思って久しぶりにセトリに組み込んだら、やっぱり反応が大きかったですね。初期から応援してくれている人にはエモいポイントだし、最近知った人には「やっと生で聴けた!」と思ってもらえて。お客さんの表情が今でも脳裏に焼き付いています。

進藤 あと、衣装もポイントでした!私たちの初ワンマン“Morfonica 1st Live「Cantabile」”の時の衣装を着たのですが、“ANIMAX MUSIX 2021 ONLINE”以来だったので、本当に5年ぶりくらいだったんです。

特に「靴」にこの5年の変化を感じました。モニカの衣装って基本はヒールが高いんですけど、初期の靴はぺったんこのブーツだったんですよ。それを履いてステージに立ったら「わあ、見える景色がいつもより低い!」って(笑)。

直田 あのタイミングであの衣装が出てくるのは予想外だったと思うし、また着ることができて良かったです。それと会場全体も「モニカらしさ」を感じる作りになるようこだわっていました!開演前の幕をわざわざ青色にしていただいたり。あとは、モニカと共にずっと歩んできた「本」から始まる演出。魔法のようにピラッと開いて。

進藤 Morfonicaは魔法が使えるので、自動で開くんです。楽器を光らせることだってできますからね(笑)。

直田 そういうワクワクする仕掛けもモニカっぽいなって。あの本の中身、実は過去のライブロゴが全部入っているんですよ。映像だと確かめやすいと思うので、ぜひ注目してほしいです!オープニングから凝りに凝ったライブでした。

進藤 Morfonicaの「キラキラドキドキ」が全部詰まっています!

――せっかくなので、これからBlu-rayを観る人に向けて、個人的な「ここは絶対観てほしい!」というおすすめポイントを教えてください。

直田 これだけは絶対に言わせてください!「Polyphonyscape」の時のバイオリンのAyasaさん!実はAyasaさん、あの曲になると感極まるらしいんですよ。

進藤 そうだったんだ!

直田 今年1月に“モニ会(Morfonica トークイベント「モニ会へようこそ♪~放課後のお茶会~」)”というトークイベントで、Ayasaさんが最後の挨拶で涙を流されるという、私たちにとってもすごく意外で嬉しい出来事があったんです。そこでAyasaさんはモニカのことで涙することを知ってから、ライブ映像をチェックしていたら、「あれ、Ayasaさん、もしかして涙ぐんでる……?」って気づいて。本人に聞いたら「あの曲、ちょっとエモくなっちゃうんだよね」と言っていました。なのでそこの表情はぜひチェックしてほしいです。私、「あの顔は必ず映像に入れてください!」ってお願いしたくらいなので(笑)。

進藤 それはありがたいオーダー(笑)。

直田 あの表情を入れないと、ライブのエモさが完成しないと思ったんです。プロとしてずっと第一線で活躍されてきたAyasaさんが、モニカという活動にそれだけの意義を感じてくれている。その事実が、私たちにとっても本当にグッとくるポイントなんです。あの表情は見ものでございます(笑)。

――進藤さんはいかがですか?

進藤 私は、(二葉)つくしちゃん(mika)のドラムソロですね。リハーサルで聴いていた時よりも、本番はもっと激しくなっていたんです。私とおひなさま(直田)はいつもドラムの前でパフォーマンスしているので、「あれ?今までと違う!」って肌で感じて。mikaさんのドラムがいかにすごいか、あの場面で感じることができると思います。Morfonicaの5年間のストーリーの中で、いつももがきながら頑張ってきたつくしちゃんの「変化」と「リーダーらしさ」を、このドラムソロから感じてほしいです。

直田 本当にかっこよかったよね。リーダーだった!

進藤 あとは、やっぱり1曲目の「Daylight -デイライト- 」ですね。全員の成長が一番見える曲だと思います。後ろのモニターに当時のMVが流れて、5年前の私たちと今の私たちを同時に見比べられる演出になっているんです。

直田 あまねちゃんはMVの撮影当時中学生だったから、成長期として顔つきが変わるのはわかるんです。でも、私たち大の大人も、顔つきが全然変わっているんですよ!それが自分でもびっくり。

進藤 表情も、楽器の弾き方も、みんな全然違います。

おゆちゃんなんて、ベースを始めて1年も経たずにあのMVを撮っていますし、おひなさまもエレキギターはあまり経験がなかったという話なので。

直田 始めた当初は、まさか5年後にこんなに弾けるようになっているなんて想像もしてなかった。その軌跡をしっかり目に焼き付けていただきたいです。

――今回収録のライブ映像では、配信時にはなかった「360度カメラ」の映像演出も入っていますよね。

進藤 そうなんです!特にアンコールの「寄る辺のSunny, Sunny」は、モニカにとってすごく大切な曲なので、この日のセトリの最後に持ってきたのですが、360度の映像で本当にBlu-rayでしか味わえない迫力になっています。

直田 360度カメラが歌っているあまねちゃんを中心に、周りの楽器隊メンバーの元へグーンと寄っていくんです。あの疾走感と一体感は配信や会場の座席からでは見られない表現になっているので、みんな度肝を抜かれるんじゃないかな?私もびっくりしたので(笑)。5年間、私たちの思いを背負って歌い続けてくれたあまねちゃんと、それを支える楽器隊の絆が視覚化されているような、今のモニカだからこそできた演出だと思います。

進藤 「寄る辺のSunny, Sunny」はアニメ(『BanG Dream! Morfonication』)でも360度風の演出があったのですが、それをリアルの私たちが体現しているので、しっかり観ていただければと思います!

5年間の歩みがもたらした「何事にも恐れない心」と深い絆

――この5年の活動を通して、リアルバンドとしてのMorfonicaはどう成長したと感じていますか?

進藤 ひと言で言うなら「何事にも恐れない」!

直田 本当に、動じなくなったよね。

進藤 ライブにトラブルはつきものなんですけど、何が起きても私たちは進める自信がつきました。それこそ先日の『バンドリ!』の10周年ライブでも、演奏中、mikaさんの帽子が取れそうになってしまったんです。いつもの激しい動きをすると支障が出てしまうので、mikaさんがその時にできる動きでフレーズを叩いてくれていたのですが、私とおひなさまは、アイコンタクトで「今、何か起きてるよね?」「大丈夫?」って瞬時に確認し合いながら進行して。

直田 私たちは前を向いてパフォーマンスしなくてはいけないから、後ろを振り返って確認はできなくて。

でも「今、大丈夫?このままいこう」っていう意思疎通が、目だけでできたんです。後からmikaさんに聞いたら、「二人がそうやって頑張ってくれているのを見て、ちょっと泣きそうになりながら叩いていた」って言っていました。

進藤 えー、嬉しい!

――バンドとして熟練してきたことを感じるエピソードですね。

直田 初期の頃は、どうしてもAyasaさんとmikaさんというプロミュージシャンの二人に引っ張ってもらう形が多かったんです。でも今は、私たち三人(進藤・直田・西尾)も「バンドを引っ張る」という自覚を持って参加できるようになりました。誰の演奏から始まっても、誰がソロを弾いても、しっかりモニカの音として成立する。10周年ライブの時は、まさに「音楽を止めるな!」の精神でした(笑)。

進藤 感想を見ていたら、その時に初めてモニカを観た方にも「Morfonicaってすごいな」と思ってもらえたみたいで。バンドリーマーさんたちに良い何かを与えられたんじゃないかなと思って、すごく嬉しかったです。

直田 5年間コツコツやってきたのは伊達じゃなかったことを、そのハプニングのおかげで気づかされたかも。

進藤 “モニ会”の時にAyasaさんが言っていた「バンドを5年間ずっと続けるのは、実はすごく難しいこと」という言葉がすごく胸に残っていて。『バンドリ!』のストーリーの中でもメンバー同士の衝突や解散の危機があったりしますけど、私たちの場合は人間関係の悩みはなくて、常に「どうすればもっと上手く演奏できるか」という技術的なところなんです。ずっといい関係性でバンドを続けていられて。

直田 女子が5人も集まるといろいろあったりしがちですけど(笑)、モニカは本当にそれがない。ひとつの目標に向かって共に歩んでいけているのは、きっとすごくバランスがいいんだと思いますし、バンドだけでなく個々の活動でもお互い刺激になっているのかなって。すごく良い相乗効果のあるメンバーが集まっていると思います。

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猛特訓により難易度の壁を突破した新曲「Resonant Strings」

――そんな絆が深まる中でリリースされる今回のSingleの表題曲が、前述のライブでも披露した「Resonant Strings」。『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』のイベント「空を舞うためのフーガ」に紐づいて発表された楽曲で、直田さん演じる桐ヶ谷透子とAyasaさん演じる八潮瑠唯の物語が軸になっています。

直田 私はいつも、『ガルパ』の収録を終えてから楽曲を聴くのですが、今回のシナリオを読んだ時に、「あ、来たな」と(笑)。透子と瑠唯の、あのバチバチした関係性がまた動くんだなと思いました。でも、今回の透子は、あえて瑠唯に演奏の教えを請うという、一つ大人になった姿を見せてくれて。自分のプライドよりも「頑張ってよりかっこいい音を出したい」という思いを優先できる透子は、本当に心が強いなと思いました。ただ、その後で曲を聴いた時、「なんてことを言ってくれたんだ、我が子は!」と思いました(笑)。「瑠唯さんに教えてもらうほどすごい曲って、どんな難易度なの?」と思ったら、「え、これを私が弾くの?」っていうギターが入っていて……。

――ライブで演奏するとなると、自分が弾くことになるわけですからね(笑)。

直田 そうなんですよ!曲自体はすごくかっこいいし、歌詞も最初から“似ても似つかない 相反する輝きどうし”で始まって、透子と瑠唯のバチバチ感が出ているので大好きなんですけどね。テンポが速い曲なので、聴いていると歌詞が追いつかなくなるかもですけど、この歌詞はエモいのでじっくり読んで確かめてほしい!“Fly with (Light)”っていうフレーズがあるんですけど、モニカには「fly with the night」という瑠唯が深く関わった曲があって。あちらは“night(夜)”で、今回は“Light(光)”。きっと瑠唯も透子に触発された部分があったんじゃないかなって、勝手に解釈して熱くなってしまいました。

進藤 おお!確かに!

――進藤さんは、倉田ましろ役としてこの曲とどのように向き合いましたか?

進藤 最近のストーリーでは、ましろちゃんがみんなのことを見守る形が多いんです。「空を舞うためのフーガ」のストーリーでは、透子ちゃんががむしゃらに頑張る姿を見て、ましろちゃん自身も刺激を受けたと思いますし、だからこそ、二人の心中を代弁するような、想いの溢れる歌詞が書けたんじゃないかなと思います(※作中では倉田ましろが作詞を担当している)。

楽曲としては、曲が始まった瞬間にギターが「ギュイン!」と鳴って、めちゃくちゃかっこいいなと思いました。透子がギターを始めたのは「目立つから」っていう、いわゆるバンドマンにありがちな理由でしたけど(笑)、その純粋な気持ちが存分に詰まっているなと。ギターのアームをこれでもかと使う構成になっていて、モニカの新しい一面を引き出してくれました。ただ、歌に関しては……日に日に歌詞の文字数が増えていませんか?(笑)。

直田 アハハ、やっぱり。

進藤 1曲に入る文字数の密度がどんどん高くなっているんです。上松(範康)さんをはじめとしたElements Gardenの皆さんにも、「進藤さんは言葉数を詰め込んだ曲の方が合うと思います」と言われていて。いつか息を吸うタイミングがなくなるんじゃないかって戦々恐々としています(笑)。でも、ましろちゃんは人のために言葉を書く時、思いが溢れて止まらなくなる子だと思うので、そこもすごく“ましろらしさ”を感じることができて、楽しく歌うことができました。

――「Maestoso」でライブ初披露した感触はいかがでしたか?シナリオでは透子がこの曲が出来上がるまでに猛特訓したわけですが……。

直田 もちろん、私も特訓に特訓を重ねました!この曲、とにかく速くて、テンポ(BPM)を20くらい落としても普通の曲に聴こえるんですよね。初めてメンバー全員で合わせた時は、もうしっちゃかめっちゃかでした(笑)。みんな自分のパートを弾くので精一杯で。私はあまねちゃんの歌を聴く余裕なんてさらさらないし、おゆちゃんのベースはずっとスラップを弾いていて、あんなに長くスラップのフレーズを弾くのは初めてらしく、最初の合わせの時はたどたどしく聴こえて。mikaさんもパワーが全開すぎて「ドラムの音がデカいな!」みたいな(笑)。私たちも、きっとスタッフさんも、「これ本当に形になるの?」という状態からのスタートでした。

進藤 大変だったよね。

直田 そこからテンポを落として少しずつ作り上げて、ようやく披露できたのが「Maestoso」のアンコール。でもアンコール1曲目がこれって、マジで勘弁してほしかったです(笑)。今までアームを使う曲があまりなかったので使い慣れていなくて、ライブの最後まで緊張が解けなくて、一生ドキドキしていました。でも、アームを使う曲になった理由も私なんですよね。プロデューサーに「どんな曲にしたいですか?」と聞かれた時に、「最近アームを使ってないのでどうですか?」って言ってしまったので、自業自得なんです(笑)。

進藤 透子ちゃんと一緒だ(笑)。私はこの曲、個人的には歌いやすいタイプの曲調なのですが、バンドで合わせるとなるとやっぱり違いました。いつもはmikaさんのドラムとおゆちゃんのベースを聴きながらリズムを取っているんですけど、この曲は私が自分でしっかりリズムをキープしておかないと、もし誰かが崩れた時に全員崩れてしまう恐れのある曲だなと思って。みんなで合わせた時、おひなさまに「あまねちゃんのリズムがすごく大事」と言われたんです。

直田 そう、あまねちゃんのBメロのリズムがすごく大事なんです。個人的にあのBメロの演奏が特に難しくて、おゆちゃんのスラップもリズムを刻んでいるんですけど、それに釣られるとよくわからなくなってしまう時が、自分の感覚としてあるんですね。そうなった時に、あまねちゃんが「リズムは今ここだよ!」って声で引っ張ってくれないと、16分のリズムを取りにくくて。なので私は、この曲に関してはあまねちゃんの声を一番頼りにして弾いています。

進藤 それを聞いてから、余計に油断できないなと思って、この曲ではとにかくリズムを取るのをすごく意識しています。

直田 本当に感謝してます!「Tempest」もキメが多くて速い曲なので、あまねちゃんの歌をよく聴きながら弾いていて。どちらも歌が難しい曲というのは重々承知しているんですけどね。でも、私は応援してる。「いけるよ、あまね!」って。

進藤 ありがとう(笑)。

直田 あまねちゃんが壁にぶつかって苦しんでいるのも見てきたから、本番でしっかり声が出ているのを聴くと、弾きながら「いけたー!」って嬉しくなっちゃうんですよね(笑)。

――素敵な関係性ですね。また、今作のBlu-ray付生産限定盤には、本楽曲のMVも収録されます。皆さんが出演する実写とイラストを併用した映像ということで、撮影時のエピソードを教えてください。

進藤 今回は透子ちゃんと瑠唯さんがメインの曲なので、珍しく私の撮影シーンが少なかったんです。

直田 あー、確かに。「Daylight -デイライト- 」のMVも、あまねちゃんがたくさん働いてくれて、うちら楽器隊はずっと待機みたいな感じだったもんね。今回は逆だった。

進藤 そうなんです。前回の「誓いのWingbeat」のMVも私の場面が多かったので。だから待ち時間が結構あったんですけど、プロデューサーさんが楽屋でみんなが暇しないように、遊べるものをたくさん用意してくださったんですよ。その中でもオタマトーン(音符の形をした電子楽器)が大人気でした。みんな普段から楽器を触っているから飲み込みが早いんですけど、中でもAyasaさんがすごく上達して……。

直田 オタマトーンって、普通は縦に持つんですけど、Ayasaさんはバイオリンと同じように横に構えて、左手でしっかりビブラートをかけながらすごく上手に弾くんですよ(笑)。

――流石ですね(笑)。

直田 「Daylight -デイライト- 」とか「金色へのプレリュード」をオタマトーンで完璧に演奏してくれて。その日はバイオリンよりもオタマトーンの練習をしている時間の方が長かったんじゃないかな(笑)。そんなゆるい空間の隣で、あのバチバチにカッコいいMVを撮っているという温度差が面白かったです。

――見どころを挙げるとすれば?

直田 ベースとドラムの二人の気迫ですね。私たちは月ノ森女子学園の制服の衣裳だったんですけど、制服姿であの激しい曲を演奏しているから、全然JKに見えない(笑)。そのアンバランスさに私は大爆笑してました。Ayasaさんと私で「私たちももっと激しくいく?」って相談したくらいで。あと、私が好きなところは、みんなのソロパートが終わった後に、ましろだけが静かに音を聴いているシーン。あの静と動の対比がすごく好きです。

進藤 あのシーン、どう表現するかすごく悩んだんです。激しく動くべきか、それともあえて動かないか。でも、みんなのソロを全身で受け止めて、そこから歌い出すという流れを大事にしたくて、あえて静かにすることを選びました。

直田 その「動かない強さ」が、ましろらしくもあって、「あ、これがモニカだな」って思った。4人でましろの背中を押してる感じにも見えたし。あと、今回はイラストのシーンも挿入されて、キャラクターとの共存をすごく感じられるMVになりました。透子が瑠唯さんの手を取るイラストを再現するために、私がAyasaさんと手を繋ぐシーンもあって。

進藤 あれ、いいなー!

直田 あの撮影、めっちゃ面白かった(笑)。真剣にやりたいのに、最初はやっぱり二人とも照れて笑っちゃって。

進藤 Ayasaさんはメンバーのみんなのことが大好き過ぎて、私たちが何かアクションをするとすぐ笑ってくれるんですよね。ライブでステージに立つ時は、いつも瑠唯としてシリアスな顔で頑張っているけど、実は「みんなと目が合うと嬉しいから笑っちゃいそう」とよく言っていて。そんなAyasaさんがメンバーに手を掴まれたら、一体どうなるんだろう?みたいな(笑)。

直田 案の定、手を握った瞬間に二人で「ぶふぅw」って吹き出しちゃって、何度もやり直しました(笑)。

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バンドの原点に繋がる輝きと、ヒトリエとの化学反応による新生面

――続いてカップリング曲のお話を。「Shining Leaves」は、つくしにフォーカスした『ガルパ』のイベント「あなたを照らすオーバード」に合わせて発表された楽曲です。

進藤 つくしちゃんが自分から「もっと難しいフレーズにしていいよ」と言うシーンがあって、彼女の成長をすごく感じる物語でした。リアルでも、mikaさんはいつも練習で「ここ、どう弾いてる?合わせるよ」ってみんなに寄り添ってくださって。そんなmikaさんの姿が、つくしちゃんというキャラクターにもしっかりリンクしているなと感じました。楽曲としては明るめの曲で、つくしちゃんと七深ちゃんがメインになる楽曲は晴れやかなものが多いんですよね。特につくしちゃんはメロディも跳ねるような感じの楽しい曲が多くて。その中でもこの楽曲は“信じていこう”っていう歌詞が素敵で、それこそシャイニングやキラキラを感じられる、輝きに向かって羽ばたいていこうとしているMorfonicaを再確認できる楽曲だと思います。

直田 そうだよね。良い意味で“元祖・モニカ”が帰ってきたという印象です。「金色へのプレリュード」や「ハーモニー・デイ」の頃のような、煌びやかで晴れやかなモニカ。懐かしい気持ちにもなりつつ、でも疾走感があって、今のモニカらしさもしっかりと感じられる曲だと思います。歌詞に出てくる“羽ばたく”や“輝く”という言葉は、今までのモニカの曲にもよく出てきますけど、本当にその言葉のままで他意はないこと、輝きに向かって羽ばたきたい純粋な思いをより強く感じられて、優しい気持ちになれました。

進藤 Morfonicaにはいろんなタイプの曲があるなかで、「Resonant Strings」と「Shining Leaves」はかなりギャップのある曲調ですけど、どちらもMorfonicaが今まで作り上げてきたものが凝縮した楽曲になっていて。その両軸に加えて、ヒトリエさんに提供していただいたもう1曲の「ビューティ・フォー」は今までにない楽曲になったと思うので、私たちの色んな一面を見せられる一枚になったと思います。

――その「ビューティ・フォー」ですが、バンドのどんな新しい一面を引き出してもらえたと感じますか?

進藤 今までから考えるとありえないメロディラインが来ました(笑)。

直田 本当に、今まで経験したことがないタイプだったよね。

進藤 まず変拍子がすごいんですよ。でも私は昔バレエをやっていたので、複雑なカウントを取るのが得意というか、むしろ「このリズムの取り方、好きかも!」って楽しめました。息を吸うポイントを探すのも難しくて、ボイトレの先生と相談したりもしたのですが、以前から教わって練習していたショートブレスを活かすことができて、この5年間の歩みだけでなく、バレエをやっていた頃からの自分の人生経験が役に立った曲です。しかもヒトリエの皆さん、Morfonicaのことをすごく研究してこの楽曲を書いてくださったみたいなんです。シノダさんがSNSで瑠唯さんの正論爆撃みたいなセリフに反応しているつぶやきをされていて。

直田 それ、私も見た(笑)。歌詞がめちゃくちゃ「ましろ」なんですよね。いつもはエレガの皆さんが楽曲を作ってくれていますけど、違う人たちがましろの言葉を表現すると、こんなにも変わるけどましろらしさがあることに脱帽しました。特に“大嫌いを排気量に変換して”のところ。

進藤 そう!そこの4行はめちゃくちゃましろちゃんですよね。“月面に降り立つ様な”も、彼女たちが通っている「月ノ森女子学園」に合わせてくださったんだと思いますし。

直田 確かに。ちょっと「メランコリックララバイ」に表現が近いのかなと思いつつ、ましろが言いそうな言葉を、ヒトリエさんというフィルターを通すとこんなにかっこよくなるんだと思って、新発見でした。他にも“数え切れない程の約束 守れなくてもいいから交わそう”とか“いつか、もしかして、ひとつでも”も、絶対とは言えない脆さにましろらしさを感じて、好きなポイントです。

進藤 読点(、)を入れているところがいいんですよね。ちょっとどもりながらしゃべっている感じというか、すごくましろが書いているものにしてくださっていて。

直田 セリフとして聞こえるよね。で、「“いつか”じゃないだろ!」って透子に言われている絵が浮かぶ(笑)。アニメーションMVもかわいいんですよね。みんなが楽器ではなくて、ほうきやフライパンを持っていて。私もいつかほうきを持ってライブをやりたいです(笑)。

進藤 でも、この曲、ライブでやるとしたら、演奏するみんなは本当に大変だろうな……。

直田 拍子が変わる曲は、楽器隊からするとプレッシャーがあるからね。もしやるとしたら心を一つにして頑張ります、ヒトリエさん!

――ありがとうございます。最後に、9月22日に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで行われる単独ライブ(Morfonica LIVE「Movement」)に向けての意気込みと、それまでにクリアしたい課題があれば教えてください。

進藤 『バンドリ!』の10周年ライブの時に、「もっと早くモニカを知っていれば良かった」「次のライブはいつ?」という声をたくさんいただいたんです。そんな皆さんに、このCDを聴いて、Blu-rayを観て、「準備万端!」という状態で9月のライブに来ていただきたいです。期待値が上がっているのを感じるので、それをさらに越えるライブにしたい。私の課題は……「Maestoso」の時は昔から最新までほぼ時系列順で並べたセトリだったので、どんどん難易度の壁が高くなっていったんですけど(笑)、それを乗り越えたので、とにかく最初から壁が来ても大丈夫なように喉をしっかり温めたいです。

直田 ライブ前の休憩時間に寝ちゃダメだよ(笑)。

進藤 そうだ!ライブの日は集合時間が早いので、私、リハが終わる頃に眠くなっちゃうんです。でも、寝ると喉が閉まってしまうから絶対にダメ、ってボイトレの先生からも厳しく言われていて。しっかり喉を鍛えて、あとは膝を壊さないようにして(笑)、万全の状態で臨みます!

直田 健康第一だからね。私は、過去の曲を一から見直したいと思っています。「もう弾けるから大丈夫」と過信せずに、細かいフレーズのニュアンスを確認することで、もっといいソロに繋がっていくと思うので。それと実は9月のライブ、まためっちゃ楽しいことができそうなんですよ。「ff(フォルテシモ)」(2024年10月開催のライブ“Morfonica Concept LIVE「ff」”)の頃からプロデューサーさんと「これやりたいね」と話していたことが、満を持して実現できるライブなので、モニカにとって新しい挑戦になると思うし、きっと素敵なことが皆さんに訪れるはず。なのでハードルを上げて待っていてください!

――2025年4月のワンマン“Morfonica LIVE「Rubato」”では楽器を光らせていましたし、今回は何が待っているのか、楽しみです。

直田 「Rubato」のコンセプトは“ハッピー&アゲ&エモニカ”だったけど、今回は何がいいかな?また考えときます(笑)。でも、絶対に楽しいと思います。なので私も心から楽しめるように、楽曲を余裕で弾けるように頑張りまーす!

進藤 マインドが完全に透子ちゃん(笑)。いつもそうなんですよね。

直田 いや、マジで心の中に一人、桐ヶ谷透子を飼っておいた方がいいと思う。人生、前向きになれるから。

――「心にギャルを飼う」ではなく、透子なんですね。

直田 そうです。私はギャルにすごく縁があるんですけど(笑)、ギャルにもいろんな種類があるので。「心に一人、桐ヶ谷透子」をモットーに、皆さん新生活を頑張りましょう!

進藤 このCDと共にぜひ!

抽選で1名様に進藤あまねさん、直田姫奈さんのサイン色紙をプレゼント!

●応募期間
2026年4月22日(水)~2026年4月29日(水)23:59

●応募方法
1:リスアニ!編集部の公式アカウント(@Lis_Ani)をフォローする
2:該当ポストをリポストする

【応募に関する注意事項】
・厳正なる抽選の結果当選された方には、リスアニ!編集部公式アカウントのダイレクトメールにて後日連絡させていただきます。リスアニ!編集部公式アカウント(@Lis_Ani)のフォローをお願いします。
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●リリース情報
Morfonica 9th Single
「Resonant Strings」
2026年4月22日(水)発売

【Blu-ray付生産限定盤】

品番:BRMM-11020
価格:¥9,900(税込)

【通常版】

品番:BRMM-11021
価格:¥1,760(税込)

<CD>
1.Resonant Strings
2.Shining Leaves
3.ビューティ・フォー
4.Resonant Strings -instrumental-
5.Shining Leaves -instrumental-
6.ビューティ・フォー -instrumental-

<Blu-ray> ※Blu-ray付生産限定盤のみ
・Morfonica 5th Anniversary LIVE「Maestoso」

1.Daylight -デイライト-
2.ブルームブルーム
3.flame of hope
4.ハーモニー・デイ
5.Secret Dawn
6.fly with the night
7.Nevereverland
8.誓いのWingbeat
9.メランコリックララバイ
10.両翼のBrilliance
11.きょうもMerry go rounD
12.Tempest
13.Polyphonyscape
つくしのドラムソロ
14.Portray Empathy
15.Feathered Dreams

ENCORE
1.Resonant Strings
2.寄る辺のSunny, Sunny

・Morfonica 5th Anniversary LIVE「Maestoso」:Behind the Scenes
・Morfonica「Resonant Strings」Music Video

関連リンク

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https://bang-dream.com

「BanG Dream!」公式X
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https://www.instagram.com/bang_dream_official_/

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