那覇市の花園寄席(アベニア)のこけら落としを飾った落語家の柳亭市童が、真打ち松柳亭(しょうりゅうてい)鶴枝(かくし)として花園寄席に帰って来る。昇進後初の沖縄独演会を6月7日午後5時から行い、師匠の柳亭市馬ゆずりの古典落語3席を予定している。

 二つ目時代の2024年11月23日のこけら落としの高座では「居残り佐平次」と「黄金の大黒」をかけた。「お客さんの熱気が伝わってきて、それに応えるようなネタをやろうと思った」と振り返る。
 25年に襲名した「松柳亭鶴枝」の名跡は江戸期にさかのぼる歴史を持ち、78年ぶりの復活だった。10年名乗った市童からの転換は「ここから気合を入れてやりますよ、という意思表示」だったという言葉通り、毎月1席のネタおろしを続けている。真打ち昇進後は「お客さんに楽しんでもらいたいという気持ちがすごく強くなった」と話す。「全部自分に任される。少しでも成長した姿を見てもらえたら」と独演会の重さを引き受けた。
 入場料は3500円。問い合わせは知花、電話090(9497)9484。(社会部・真栄里泰球)
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