同番組は今年で3回目。今回は世界のミュージカルトレンドを深掘りするべく、昨年のトニー賞でミュージカル作品賞を受賞した『メイビー、ハッピーエンディング』を生み出した韓国でロケを行った。ミュージカル界でも活躍の幅を広げる京本が、韓国の演劇、ミュージカルに関する最前線を体感。150もの劇場が集まる演劇の街・大学路を訪れ、ミュージカル『シーシュポス』を観劇したほか、プロの演劇人を育成する韓国芸術総合学校の訪問など、盛りだくさんの内容となっている。
さらに、ミュージカル『エリザベート』で京本と同じルドルフ役を演じた経験を持つ俳優、チェ・ウヒョクとの対談も実施した。国を超えた役作りの共通点などについて語り合い、2人は意気投合。チェ・ウヒョクは、今秋、日本でミュージカル『ミス・サイゴン』にてジョン役での出演も決まっており、流暢な日本語にも注目だ。
今回解禁した番組ビジュアルは、大学路の象徴であるマロニエ公園で撮影。京本の柔らかさの中にも芯のある表情が印象的な1枚となっている。
■京本大我 インタビュー
――今回の韓国訪問はいかがでしたでしょうか? 印象に残っていることを教えてください。
2日間の韓国訪問だったのですが、本当に濃厚な48時間でした。
150もの劇場が集まっている大学路(テハンノ)に行ったのですが、そこではミュージカル『シーシュポス』を観劇しました。300人ぐらいのキャパシティの劇場で、僕は1番後ろの席で見ていたのですが、ステージも近く、前方で見ているのと変わらない熱量が届いてきました。出演者は4人で、ひとりひとりのエネルギーがすさまじく、技術面はもちろん、プラスアルファの「届ける力」に圧倒されました。序盤で完全に心をつか掴まれていましたね!会場の規模やキャストの人数を問わず、いい作品は本当にお客さんの心に響くのだなという、どこか初心に返る感覚もありました。
――現地では、ミュージカルを中心に活動する俳優チェ・ウヒョクさんとお会いし、意気投合されたとか?
はい、連絡先も交換しました! ウヒョクさんはすごく社交的で穏やかな優しい方で。僕は人見知りなところがあるのですが、ウヒョクさんは僕と1歳しか変わらないこともあり、お兄ちゃんのような感覚ですぐ意気投合しました。カメラが回っていない時間もいろんな質問をし合って。お互いの国の文化やミュージカルの在り方について情報を共有できて、本当に楽しい時間でした。
お話しする中で特に驚いたのは、根本的なスケジュールの違いです。僕が「昼公演だと午前10時には会場入りしてメイクを始める」と言うと、ウヒョクさんは「そんな時間は体が起きない、声が出ないよ!」と信じられない様子でした(笑)。韓国では昼公演で12時や13時開演はあまりないそうで、そうした違いを直接聞けたのは興味深かったです。事前に準備していた質問だけでなく、脱線して自分の聞きたいこともたくさん質問させていただきました。
――今年の「トニー賞授賞式」について、6月の授賞式での井上芳雄さん、宮澤エマさんとの共演への想いや意気込みを改めて教えてください。
前回は芳雄さんが大阪、僕とエマさんが東京とスタジオの場所が離れていたので、また3人が同じ場所で集まれるのが何より楽しみです。お2人の知識量は本当にすばらしいので、さまざまな作品についての感じ方も気になりますし、コメントを聞くのもワクワクしますね。
生放送という編集の効かない状況での、お2人の臨機応変な対応力と安心感はもちろん、4時間という長さを感じさせないテンポの良さがあり、放送がいつもあっという間に感じています。その中で、僕は世代が少し違う分、自分なりの視点で感じたことをお伝えしていくのが役割だと思っています。
――スペシャル・サポーターとして3回目を迎え、ご自身の中に意識の変化はありますか?
1回目は何も知らずに飛び込みましたが、少しずつ勉強させていただく中で責任感も芽生えてきました。時間さえあれば勉強したいタイプではあるのですが、韓国でのミュージカル『Once』の弾丸観劇も「韓国で今やってるんだ…」で終わらなかったのは大きかったなと。「じゃあ行ってみよう!」という行動力が生まれたのは、トニー賞や海外のミュージカルに触れさせていただいていることが大きく影響しているんだろうなと思います。年々、作品との向き合い方が濃くなっていて、作品に対する誠実さが深まっているのかなと感じる部分もあります。
――改めて、トニー賞の魅力と視聴者へのメッセージをお願いします!
トニー賞授賞式は、受賞した方はもちろん、そうでない方も含めて演劇・ミュージカルに携わる全員で称え合う「お祭りのような素敵な空間」だと思っています。僕が関わることで、普段はなかなか演劇に触れる機会がない方々にも、生の舞台の魅力やミュージカルの面白さが伝わればうれしいですし、そうやって貢献できることが自分の大きな喜びにもつながると思います。
僕自身も毎年、トニー賞を通じて、新たな目標や夢が生まれているんです。
視聴者の皆さんが僕を通じてトニー賞授賞式を知り、世界のミュージカル作品を知り、それが日本に上陸したときに興味を持って観に行っていただけたら、演劇界やミュージカル界に何かを還元できたことになるんじゃないかなと思っています。

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