さらに、本作の脚本・出演を務める長谷川太郎が所属する劇団少年社中の毛利亘宏をはじめ、馬場良馬、高崎翔太らよりコメントを公開。演劇を題材とした本作ならではの視点が語られている。
■コメント
【毛利亘宏(劇団少年社中)】
「虚構と現実」。これは、自分が演劇をやる上で極めて重要なテーマです。劇団・俳優・観客の関係は、ひとときの夢のようなもの。森崎さんの熱演によってその境界は揺らぎ、「夢」は現実へと侵食していく。私たちの中に、もう一人の自分が立ち上がるのです。今、あなたが見ている俳優は、もしかしたらあなた自身が生み出した存在なのかもしれない。圧倒的な熱量で心の境界を壊していく、上質な一作です。
【松田凌(俳優)】
生々しくも知ってるような知らないような鮮やかな刺激をありがとうございました。誰しも自分だけの世界を持っていて。と同時に越えてはいけないボーダーラインもあって、その境界線で葛藤し思考し覚醒したりする毎日がほとんどで。それは偽物の本物を生み出したいから白い夜を創りたいから。俳優として、このバラバラの言葉もいつかちゃんと一つの答えと出来るように、またその境界線に立つんだと思います。もう一人の自分と向き合って。
【馬場良馬(俳優)】
舞台や劇団のリアルな裏側をのぞき見しているような感覚になり、ヒリヒリしつつもワクワクする。そしてお芝居に向き合う主人公と共に現実と虚構の境界は静かに崩れていく。演じるとは何なのか――。役者として人間として。改めて突きつけられたような感覚に心が震えました。
【高崎翔太(俳優)】
映画ファンはもちろん、演劇ファンにも刺さる作品。
【井俣太良(俳優・劇団少年社中)】
世界という舞台装置の中で、日々演じ続けている我々こそ“俳優”だ。この世界が虚構だからこそ我々はどうしても真実をのぞき見たくなる。そういうサガに追い込まれた俳優がたどり着くフィナーレに震えが止まりませんでした。この『DOPPEL』という作品を観に来たあなた。あなたすら“俳優”であり、そして共犯者ですよ。おめでとうございます!(笑)
【北代高士(俳優)】
俳優という仕事には、台本という筋書きがある。ただ、裏側にはいつも筋書きのないドラマがあり、台本という筋書きを超える瞬間に出逢えることもある。改めて、俳優として生きることは難しくそして面白い。
【田淵累生(俳優)】
『俳優』がテーマなだけあり、舞台や劇団の生々しい空気をすぐそばで感じているようで、張り詰めた感覚の中にどこか胸が高鳴る瞬間がありました。物語が進むほどに、主人公と重なるようにして現実と虚構の輪郭がにじんでいき、そのあいまいさに引き込まれていきます。“演じる”という行為の本質とは何なのか。役者として、そして一人の人間として、その問いを突きつけられたようで、強く心に残る作品でした。
【富樫慧士(俳優)】
大ちゃんに友輔、舞台で一緒になったメンバーたちが出演。そして監督はいつもお世話になっている谷さん。面白くない訳がない。誰かの人生を生きる。本当に役者はすごい仕事だ。1年のブランクを経て復帰した役者への思いを再確認できた。まだまだしがみつきたい。

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