◆東京六大学野球春季リーグ第3週第1日▽慶大3―2明大(25日・神宮)

 東京六大学リーグの慶大―明大戦で球審を務めた溝内健介審判員(50)がヘルメットを着用した。

 プロ野球では16日のヤクルト―DeNA戦(神宮)では川上拓斗審判員の側頭部に、バッターのスイング時に手から離れたバットが直撃。

川上審判員は側頭部を負傷して医療機関に搬送され、緊急手術を受けた。この事案を受けて東京六大学野球連盟では捕手用のヘルメットを用意。着用の判断は各審判員に任されており、内藤雅之事務局長は「ああいった事故があって不安に思う球審の方たちもおられると思うので、連盟としてはいつでも使えるようにと用意をした」と説明した。

 溝内審判員は東大野球部OBで審判歴は19年目。審判としてヘルメットを着用したのは初めてだった。主なコメントは以下の通り。

 ―ヘルメット着用を決めた理由は。

 「大きな事故があって、そういうニュースはもちろん私たちも知っているものですから。いち早く連盟の方で希望者がいれば使えると準備してくれたこともありました。せっかく準備していただきましたし、やってみないことには良いも悪いもわかりませんので、その意味では率先してチャレンジしてみようということで使わせてもらいました」

 ―実際に着用してみての違和感などは。

 「これまで審判やりながらヘルメットというのは、1度も経験がなかったので。その意味では最初はやや不慣れな、慣れないなというところはありましたけれど、やってくうちに違和感なくできたと思います」

 ―視界への影響、動きにくさなどはあったか。

 「それは全くないですね」

 ―球審を務める際には、今後もヘルメットを使っていくのか。

 「もちろんレアなケースかもしれませんけれど、万が一のことがあるとNPBのような出来事が起こりうるわけなので。その意味では安心感というか、万が一の時にも安心だよという意味では使ってみようかなと思っています」

 ―バットが折れて手に当たるというケースもNPBではあったが、そういった危険性を感じたことはあるか。

 「ファウルボールが飛んでくることはしょっちゅうあるんですけど。もちろん木のバットで大学生はやっていますから、可能性としてはフォロースルーが来るよりは、折れたバットが(飛んでくる)という方が可能性としてあるかもしれません」

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