アイドルグループ・乃木坂46が、19・20日に東京ドームで結成14周年を記念したライブ『14th YEAR BIRTHDAY LIVE』を開催した。これまでさまざまな会場でバースデーライブを行ってきた乃木坂46だが、東京ドームで初のバースデーライブとなった。


 5万人の地鳴りのような歓声が響く中、おなじみの「OVERTURE」でライブはスタート。真っ赤な衣装に身を包んだメンバーたちが姿を現し、最初に披露したのは「制服のマネキン」。そのセンターに堂々とした表情で立ったのは遠藤さくらだ。圧巻のパフォーマンスで、幕開けからドームの空気を完全に支配した。

 キャプテン・梅澤美波の「盛り上がる準備はできてる?」という力強い煽りから、「チャンスは平等」「夏のFree & Easy」「スカイダイビング」「太陽ノック」と、初夏を感じさせるアップチューンを立て続けにパフォーマンス。メンバーたちはトロッコや花道で会場中に散らばり、笑顔で大きく手を振りながら、ボルテージを最高潮へと引き上げる。

 この日のライブは、加入2年目の6期生がストーリーテラーを務め、「ダンス」「歌声」「かわいさ」「ファン」という4つのキーワードで進行していった。

 まずは『乃木坂46とダンス』。ダンスパフォーマンスにフォーカスを当てたパートへ突入した。各楽曲の雰囲気とメンバーに合わせたこの日限りのダンスパートが追加され、「Wilderness world」「命は美しい」「Actually...」「インフルエンサー」と続け、キレキレのクールなダンスからしなやかな美しい舞いまで、挑戦的なフォーメーションも相まって、会場全体がその躍動にくぎづけになった。

 続く『乃木坂46と歌声』パートでは、歌唱力に定評のあるメンバーたちが「誰よりそばにいたい」「悲しみの忘れ方」などを披露。各パートの美しい歌声がドーム中に響き渡り、観客は息をのんでその確かな歌唱力に酔いしれた。


 空気は一転し、「乃木坂46とかわいさ」パートへ。ここでは、公式ゲームアプリ「乃木恋」とのコラボで、池田瑛紗を中心にゲームの世界に入り込んだような恋愛ストーリー仕立ての寸劇「リアル乃木恋ミュージカル」が展開。ある男性に恋する池田の物語とともに披露される、ユーモアと愛らしさ満載のメドレーでファンを魅了した。

 ライブ後半は、ファンのコールが印象的な楽曲パートへ。「I see...」では今日一番のコールが爆発。「裸足でSummer」では川崎桜(崎=たつさき)が「きょうの君のお仕事は一つだけ!私たちにたっくさん愛されること!約束!」とおなじみの“さくたん構文”をさく裂させると、特大の歓声が上がった。

 そして6期生・瀬戸口心月の「今の私には乃木坂46が全てになりました。そしてそのすべてを好きになっています」というスピーチから始まった「君の名は希望」では、加入2年目となった6期生から5期生、4期生、そして3期生へと順に歌いつなぎ、最後は全員で歌唱した。結成時からおよそ100人がメンバーとして加わり、現在は35人が在籍する乃木坂46。すでにグループ結成時のメンバーはいないものの、14周年となった「今の乃木坂46」を改めて感じさせた。

 本編ラスト前、梅澤は「このグループの歴史を背負うということは、もちろん重さもあるけど、それよりも、色濃く残っている歴史は、今の私たちの大きな武器だなと感じています」と語り、「過去の乃木坂46も大好きだし、今ここにいるみんなで作る乃木坂46も大好きです。これからも乃木坂46の未来を作っていくことに、楽しさと希望をみんなで見出して頑張っていきたいです」と力強く宣言。


 続いて池田が「バースデーライブは乃木坂46の過去と現在と未来が交差する場所だと思っています。未来でも乃木坂46が誰かの希望であり続けられるように、今の私たちだからこそ伝えられるものを、全力で皆さんにお見せしていきたいと思っています」と熱い思いを語り、本編最後となる「最後に階段を駆け上がったのはいつだ?」へ。気迫に満ちたパフォーマンスで、14周年のその先へ向かう決意を力強く示した。

 アンコールでは「指望遠鏡」「ダンケシェーン」「キャラバンは眠らない」を笑顔で駆け抜けた後、あす卒業コンサートを迎える梅澤から「この場をお借りして次のキャプテンに引き継ぎたいと思います。新キャプテンは、菅原咲月です!」と発表。菅原は涙を浮かべながら「副キャプテンとして梅さんの隣でいろんな景色を見せていただきました。今までとは違う目線でグループを見ると、キャプテンってこんなにも重い責任を持って活動しているんだなっていうのがひしひしと感じていたので、自分がこのバトンを受け取るのは不安もたくさんあります。まだまだ未熟なところもたくさんあると思いますが、私らしく乃木坂46として前に進んでいけたらなと思います」と力強く言葉をつむいだ。

 菅原は続けて「ここにいる皆さんと同じように、私も乃木坂46が世界で一番大好きです。誇りを持っています。このグループを守っていく覚悟もあります。まだまだなところもたくさんあると思いますが、皆さんと手を取り合って前に進んでいけたらなと思います。
これからどうぞよろしくお願いします」とファンへ思いを伝え、深くお辞儀をした。

 最後は「乃木坂46の未来はまだまだ明るいです、なのでこれからも乃木坂46についてきてください!」という梅澤の言葉とともに、ラストは「乃木坂の詩」。会場一面が紫色のペンライトで染まる中、新体制へとバトンが渡された歴史的なバースデーライブは、あたたかな感動と希望に包まれながら幕を下ろした。

 あす21日には、同会場にて『梅澤美波卒業コンサート』が行われる予定だ。

■乃木坂46『14th YEAR BIRTHDAY LIVE』DAY2セットリスト
M00. OVERTURE
M01. 制服のマネキン
M02. チャンスは平等
M03. 夏のFree & Easy
M04. スカイダイビング
M05. 太陽ノック
M06. Wilderness world
M07. 命は美しい
M08. Actually...
M09. インフルエンサー
M10. 誰よりそばにいたい
M11. 私のために 誰かのために
M12. Rewindあの日
M13. 悲しみの忘れ方
M14.メドレー
ロマンスのスタート
白米様
嫉妬の権利
魚たちのLOVE SONG
あらかじめ語られるロマンス
M15. I see...
M16. 裸足でSummer
M17. 不道徳な夏
M18. 真夏日よ
M19. 君の名は希望
M20. 人は夢を二度見る
M21. ごめんねFingers crossed
M22. おひとりさま天国
M23. 最後に階段を駆け上がったのはいつだ?
【アンコール】
EN1. 指望遠鏡
EN2. ダンケシェーン
EN3. キャラバンは眠らない
EN4. 乃木坂の詩
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