「ホラー&サスペンス部門」は、SNS時代に進化する恐怖表現に焦点を当て、新たな映像作家の発掘を目指すアワード。映画祭が、映画や連続ドラマ、コミック、小説など幅広いジャンルの創作活動を支援するクリエイターエージェンシーCRGと協業し、縦型フォーマットならではの没入感や即時性を基準に優秀作品を選ぶ。
四宮氏は「今回の映像は縦型ショートなので、1~3分という短い尺。ホラーと親和性が高いと思って、こういう部門を設立しました。273本の応募がありました」と説明。受賞作品発表の前に、はやせが怪談話をすることに。片山監督が撮った『ガンニバル』の舞台となった岡山の山奥にまつわる戦慄のトークを展開する。聞いていた平川は「いつもより酸素が薄い感じで聞いておりました」と慄く。片山監督も「興味深いですね。映画が出来そうな話ですね」と追随していた。
会場が温まったところで、各受賞作品の発表へ。
続いて、「日常に潜む恐怖」という共通テーマの「特別最恐賞」の発表に。こちらは1作品の予定だったが難航し、平林勇監督の『STILL』、春名星監督の『ずっとそこにいる』2作品に。受賞者は6月10日のアワードセレモニーにて表彰される最高賞「最震賞 supported by CRG」の最終候補となることも発表された。
その後、残念ながら「最恐賞」の選には漏れたものの、優秀だと評価された「悪夢」テーマの朝比奈けい監督『タイムリープ』、「恋」テーマの平岡亜紀監督『夢』、「友情」テーマのカナタク監督『オトモダチ』、「仕事」テーマの永田佳大監督『Imago』が上映された。
非常にクオリティの高い作品に、四宮氏は「大きい画面で観ると違うなと思いました。AIを使ったり、いろいろな表現を駆使しながらの縦型ショートのホラーというのは面白いなと思いました。今後もクオリティ高いものを作り続けてほしいです」と総評すると、平川も「普段そこまでホラー作品を好んで見るタイプではなかったのですが、今回たくさんの作品に触れ、監督のこだわりなども知ると、すごくホラーに興味が湧きました。普段は俳優をやっていますが、作り手側として表現してみたいと思いました」と目を輝かせていた。
はやせは「コンテストをやると、熱量を感じます。今回紹介された方たち、すごいアイデアがあるんだなと驚きました。そういうことを知ることができて、ホラーの未来が明るいなと思いました」と述べると、片山監督も「僕はホラー映画を撮ったことがないのに、審査員として呼ばれて偉そうなことを言って申し訳なかったです」と謝りつつ「とてもアイデアが豊富で、自分だったらこんな面白いアイデア浮かばないなと感心しながら観ていました。これからも作り続けていってほしいです」とエールを送っていた。
四宮氏も、受賞監督とのやりとりを「クリエイター皆さんのキャラクターと個性を非常に楽しく拝見させていただいた」と満足していた。
6月10日にSHIBUYA LINE CUBEで開催される映画祭アワードセレモニーでは、6人の作品の中から最高賞「最震賞 supported by CRG」が選出される。
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