実写映画『おそ松さん』の第2弾、『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』がいよいよスクリーンに登場する。クランクイン!ではSnow Manからバトンを受け継いで“クズでニートの6つ子”を演じるAぇ! group、関西ジュニアの西村拓哉にインタビューを実施。
【写真】Aぇ! group&西村拓哉、ソロ撮り下ろし&仲良しグループショットも!(8枚)
赤塚不二夫の名作ギャグ漫画を原作とし、2015年にアニメ化された『おそ松さん』。20歳を過ぎてもクズでニート、だけどどこか憎めない6つ子の兄弟を主人公に、何でもありの予測不能な物語が人気を博し、たちまち社会現象に。2022年にはSnow Man主演で実写映画化が実現し、興行収入16.7億円の大ヒットを記録した。実写映画第2弾では、Aぇ! groupの正門良規、末澤誠也、小島健、佐野晶哉の4人と草間リチャード敬太、さらには彼らの後輩にあたる関西ジュニアの西村拓哉が6つ子を熱演する。
■『おそ松さん』を受け継ぐのは「俺らしかいない」!?
――実写映画『おそ松さん』の第2弾で、主演のオファーがあった際の感想を教えてください。またSnow Manからバトンを受け継ぐことにプレッシャーはありましたか?
末澤:とにかく、“俺らがやるんや!”と驚きました。プレッシャーは特に感じずに、Snow Manとはまた違う『おそ松さん』を見せられたらいいなと思っていました。配役を聞いた時には、メンバーカラーと同じや!とうれしくなりました。
佐野:『おそ松さん』をやれるなんてまったく想像していませんでしたし、“俺らでいいんですか?”って…。いつかグループで作品を一緒にやってみたいなと思ってはいたので、今となってはそれがこの作品で本当によかったなと思っています。
西村:僕は、Aぇ!さんの中に入れていただくということにも驚きがありました。
小島:もちろん驚きましたし、前作の(興行収入)数字を見た時に武者震いがしました。ものすごい大ヒット作の第2弾を任せていただいたんやなと。撮影中は日々、期待に応えられるようにと務めていましたし、プロモーションも頑張っていきたいです! 絶対に前作超えをしたいという意気込みがあります。
正門:『おそ松さん』を…と聞いて、俺らしかおらんよなと思いました。
小島:さすが(笑)! やっぱりコイツがグループにいると違うんですよ!
正門:(オファーは)まだか、まだかと思っていました。嘘です(笑)。初めてお話を聞いた時には“マジか”と思いましたし、健ちゃんも言っていたように、やっぱり前作の勢いがすごかったので震えました。でもやらせていただくからには前作超えを目指さないと、失礼にあたるなと。原作ファンや前作のファンの方にも認めてもらえるよう、みんなで頑張りました。
■お互いの役柄に太鼓判「ぴったりです!」
――全員ニートで全員クズという、個性豊かなキャラクターが人気の本シリーズ。末澤さんが長男のおそ松、正門さんが次男のカラ松、佐野さんが三男のチョロ松、小島さんが四男の一松、草間さんが五男の十四松、西村さんが末っ子のトド松を演じました。
末澤:長男役ということで、グループの立場としても一緒やなと思いました。おそ松はものすごくおもろいキャラクターなので、演じる上でも“楽しそうやな”と幸せに感じました。だって、あそこまでのクズっぷりってなかなかいないじゃないですか! それでいて決める時は長男らしく決めるところがあって、大好きなキャラクターです。
佐野:“やっぱり長男やな”と思う部分もありますし、おそ松、似合っていましたね。おそ松のようなクズみたいな部分がないだけに、演じるのはものすごく難しいと思うんです。おそ松はある種の主人公でもあるんですが、そういった説得力もあって“さすがやな”と思いました。
そして僕が演じるチョロ松は、自分のことを“マトモや”と思っているツッコミ担当。兄弟の中で唯一、みんなを俯瞰で見ているような役です。チョロ松のツッコミでそのシーンが終わったり、一人だけ遅れてついて行ったりと、おもしろい動きも多くて。やりがいのある役で、演じていてもとても楽しかったです。もしもう一度『おそ松さん』をやるとなったとしても、チョロ松がいいですね。演じる役を自分で選べるとなっても、チョロ松を選びます。
小島:いやあ、ぴったりでしたね。グループでいてもいつもツッコんでくれるし、場を回してくれるのが佐野ちゃんです。無茶振りをされても、スッとツッコむことができる。改めて、すごいなと思いました。
西村:僕が演じたのは、あざとかわいい末っ子のトド松です。演じていてもとても楽しかったですし、キャラクターの個性がスクリーンを通しても伝わるように、思い切ってトド松を演じました。トド松は、“人のことを好きなんだろうな”と思う部分も多くて。それは僕とも、共通しているなと思っています。
小島:“人のことを好き”って、ちょっといい格好したな(笑)。劇中では、トッティ(トド松の愛称)の変顔があるんです。最初の本読みの時に監督が“この顔を意識してください”と原作本を持ってきてくれたんですが、その変顔をずっと練習していたのも印象的です。
僕が演じたのは、猫背の一松。
佐野:一松役、ぴったりでした。
小島:うれしいな。一松って清潔感がないと言われたり、髪もボサボサなんですが、そこも役作りナシでできました!
正門:健ちゃんは、アイドル史上一番、便所サンダルが似合う男です(笑)。
小島:その言葉、うれしいですね。僕は家の中も、便所サンダルで過ごしています!
正門:僕が演じたカラ松は、イタいナルシストです。クズで、イタい、ナルシスト…と肩書きが情報過多なんですが(笑)、深く知ってみるとものすごく愛らしいキャラクターで。カラ松が大好きになりましたし、演じられてとても楽しかったです。カラ松って一人だけ血まみれになったり、不憫なんですよね。
小島:正門は普段からイタいので、ぴったりでしたね。カラ松を実写として演じるのはとても難しいと思うんですが、違和感はまったくありませんでした。正門の天性のポジティブさが、うまく役に活きたんだと思います。
西村:この間メイクをしていたら、後ろから正門くんに頭ぽんぽんされたんです。目があったらウインクをしてきたり…。そういった種類のイタさがあります。
小島:やっぱりカラ松や(笑)!
■明かした、Aぇ! groupの夢――「僕たちには、愛と信頼がある」
――グループとして初めて主演を務めた映画の撮影現場で、お互いの意外な一面を目撃したことはありますか?
小島:佐野ちゃんは、“やっぱりプロやな”と思いました。撮影をしていても、いつもちゃんと「つながり」を意識しているんです。
佐野:おもんない俳優みたいな(笑)!
小島:3rdシングル『Chameleon』(カメレオン)のMV撮影の時にも、そう思ったことがあったんです。僕が“佐野ちゃん、一緒の動きをしている”と言ったら、“つながりがあるやん”と話していて。そうか…! と思ってMVを観てみると、僕は動きがちゃんとつながっていないんです。
正門:印象的なことというと、クズでニートな6人組なので、役作りにおいてはみんなが“どうやったら面白くなるか”と遊び心たっぷりのアイデアを持ってきていたんです。でもなぜか、拓哉だけは身体を鍛えてきた(笑)。ムキムキになって現れた時、ほんまにおもろかったな。
西村:失礼しました(笑)。もともと鍛えていて、身体が大きくなっていて。『おそ松さん』の撮影が近づいた頃に“痩せよう”と思ってダイエットを始めたら、いい感じに絞れてしまって。逆に仕上がってしまったんです(笑)。作品のためと思って調整しようとしただけで、決してモテにいったわけではないです!
正門:全員で同じ格好をしたりしても、明らかに一人だけいい身体をしているんですよ。
――本作では、兄弟が6つ子パワーを武器にピンチに立ち向かっていきます。Aぇ! groupの強みや武器について、どのように感じていますか。また今の皆さんの夢があれば、あわせてお聞かせください。
末澤:いい意味で、自由なところが僕らの武器かなと思います。個性が強くて、それぞれがその個性を発揮しながら、いろいろなことにチャレンジしている。今回はグループのみんなで映画の主演を務めることができましたが、本作を通してたくさんの人にAぇ! groupのことを知ってもらえるきっかけになればすごくうれしいです。ぜひ劇場で楽しんでほしいです。
佐野:自分たちで、自分たち自身のお芝居を面白がれるところは、僕たちの武器だなと思います。グループとして仲良くなっているからこそ、誰かがアドリブや面白いセリフの言い回しをした時には、段取り中に笑ってしまったり、みんなが笑っているのを見て、本番でもっとそれを濃いものにしたりすることもできる。一緒にお芝居をしていても、メンバー同士で笑い合える空気感があるからこそ、いろいろなことにチャレンジできました。今の夢は、映画の大ヒットです! 映画だけでなく主題歌も、前作を超えるにはものすごく高いハードルがありますが、それを超えられるように頑張りたいです。
――西村さんは、本作の撮影を通してAぇ! groupの魅力や武器を実感したことはありますか?
西村:一緒に現場にいても、お互いを信頼し、リスペクトし合っていることが伝わってきました。そして皆さん、お芝居や音楽、ファッションなどすべてにおいて感度が鋭くて、普通の日常会話をしているだけでも勉強になることがたくさんありました。撮影を経て、Aぇ! groupさんへの尊敬がより深まりました。今の僕の夢は、Aぇ! groupの皆さんに追いつくこと。皆さんの背中を追いかけながら、いろいろなことに挑戦したいです。
小島:いろいろなことがありながらも、こうして『おそ松さん』の公開を発表させていただける状況になった。ここまでのことを考えても、まず“グループである”ということが、僕らにとって大きな武器だなと。改めて、グループで活動することのよさを実感しています。個人でもいろいろなお仕事をさせてもらっていますが、そういった時に客観的にAぇ! groupのことを見つめてみても、やっぱりステキなグループだと思うんです。みんなおもろくて、一人一人にリスペクトがある。メンバーって奇妙な関係だなと思います。そして今の夢は、グループの規模を大きくすることです。どうせならもっとおもろいことをしたいし、“すごい人たちって?”と聞かれた時に名前があがるような存在になれたらすごくうれしいです。
正門:自分たちの思う面白いもの、楽しいものを、まっすぐに信じていることが、僕たちの武器だし、やっぱりそういうところがええグループやなと思います。そして変なことをしても受け止めてもらえる空気感があって、それは間違いなく、僕たちの間に愛と信頼があるからこそ。今の夢は、健ちゃんが言ったことに集約されていると思いますが、例えば嵐さんが登場したことによって、「嵐」という単語がカッコいいものになりましたよね。そういう現象を起こせたらうれしいなと思います。“Aぇ! group”と聞いただけで、“アイドルだ”、“スターだ”、“一流だ”と思い浮かべてもらえたり…。そのためにも一人一人の名前を覚えてもらえるように頑張りたいですし、漠然としたゴールではありますが、そこに向かうためのプロセスをたくさん踏んでいきたいです。
――本作を一言で表すとどんなものになると思いますか?
末澤:“はちゃめちゃ”です。映像自体もドタバタとにぎやかで、はちゃめちゃなものがたくさん詰まった映画になりました。
佐野:“真面目”です。全力でふざけている分、これでもかというくらい一人一人、真摯(しんし)に作品と役に向き合っていました。
西村:“個性”です。6人の個性がバラバラで、展開もどんどん進むので、あっという間に観終わってしまう。それくらい楽しい映画になっています。
小島:そのまんまですが、“アニメの実写化”。アニメでしかありえへん世界観を、生身の人間がやったらこうなるという面白さが詰まっています。何を観ているのかわからない感覚になってくれたら、正解かなと思います。
正門:一言じゃ言い表せないですね(笑)。“老若男女、問わず”かな…? 僕は『ファイト・クラブ』や『きみの鳥はうたえる』など、ふとした時に思い出して観返す映画があるんですが、本作も皆さんの心に残る1本、“もう一回観たい”と思ってもらえる1本になったらうれしいです。
(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)
映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』は、6月12日より全国公開。
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