公益社団法人SVリーグは10日、「薬物所持容疑による逮捕事案を受けた再発防止および信頼回復に向けた取り組みについて」と題した声明を発表した。

 同リーグをめぐっては、5月28日にバレーボール男子日本代表の佐藤駿一郎が薬物所持の容疑で逮捕されたことを受け、声明を発表していた。


 今回の声明では「今回の事案を一過性の問題として捉えるのではなく、リーグ全体の課題として真正面から向き合い、クラブや関係団体とともに原因の検証を進めてまいります。そのうえで、教育・啓発活動のさらなる強化はもとより、選手や関係者を支える体制の充実など、実効性のある再発防止策の検討を進めてまいります」と記された。

 その上で「まずは直近の実施事項として、シーズン前の薬物検査を義務化すること、シーズン中に抜き打ちでも薬物検査を実施すること、また7月に全選手向けに研修を実施し、代表活動で参加できない選手もビデオで後日視聴を義務づけることを決定しました」と具体策についても触れられている。

■全文
薬物所持容疑による逮捕事案を受けた再発防止ならびに今後の取り組みについて

 先般、当リーグ所属クラブに在籍していた現役選手が薬物所持の容疑により逮捕されるという事案が発生いたしました。

 まずは、日頃よりリーグおよびクラブを応援してくださっているファンの皆さま、スポンサー・パートナーの皆さま、ホームタウン・自治体の皆さまをはじめ、多くの関係者の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、リーグを代表して深くお詫び申し上げます。

 違法薬物は、いかなる理由があっても決して許されるものではありません。スポーツは社会からの信頼の上に成り立つものであり、今回の事案は、事実関係の如何にかかわらず、リーグおよびバレーボール界に対する社会の信頼を大きく損ないかねない極めて重大な問題であると受け止めております。

 当リーグではこれまでも、コンプライアンスやアンチ・ドーピング、違法薬物防止に関する研修・啓発活動を継続的に実施してまいりました。しかしながら、このような事案により多くの皆さまにご心配をおかけし、リーグへの信頼を損なう事態となっていることを厳粛に受け止めております。

 今回の事案を一過性の問題として捉えるのではなく、リーグ全体の課題として真正面から向き合い、クラブや関係団体とともに原因の検証を進めてまいります。そのうえで、教育・啓発活動のさらなる強化はもとより、選手や関係者を支える体制の充実など、実効性のある再発防止策の検討を進めてまいります。

 まずは直近の実施事項として、シーズン前の薬物検査を義務化すること、シーズン中に抜き打ちでも薬物検査を実施すること、また7月に全選手向けに研修を実施し、代表活動で参加できない選手もビデオで後日視聴を義務づけることを決定しました。


 SVリーグは、競技力の向上だけでなく、高い倫理観と社会的責任を備えたリーグでなければなりません。本件を重く受け止め、違法薬物を許さない明確な姿勢のもと、クラブや関係団体と連携しながら、クリーンで健全な競技環境の実現に向けて取り組み、社会から信頼されるリーグであり続けるための責任を果たしてまいります。

以上

公益社団法人SVリーグ
代表理事チェアマン 大河正明
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