俳優の渡辺いっけいが主演を務める映画『月影のゴールデン街』が、10月30日より東京・テアトル新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開されることが決定した。

 本作の舞台は、戦後から昭和、平成、令和へと時代を超えて人々を見守り続けてきた新宿ゴールデン街。
夢を追い、挫折し、それでも人生を続ける者たちが夜な夜な集う街を舞台に、35年にわたる人間模様を描く。

 物語は、映画監督を夢見て大阪から上京した青年・ギンジが、小さなスナック「スイカズラ」に迷い込むことから始まる。店のマスターや常連客たちとの出会いを通じて成長していくギンジの姿とともに、街に生きた人々の時間が映し出される。

 監督を務めるのは、テレビ業界で長年活躍してきた錦信次(63)。20代の頃から抱き続けてきた映画監督の夢に還暦を迎えてから挑戦した“オールドルーキー”であり、本作は自身の人生を重ね合わせた自伝的な作品となっている。

 渡辺が演じるのは、新宿ゴールデン街に実在したマスターをモデルにしたスナック「スイカズラ」の店主・青木役。主人公ギンジ役には俳優、脚本家、演出家としても活躍する粟島瑞丸、青木の娘・ワカナ役には前田亜季が出演する。

 さらに、松尾貴史、おかやまはじめ、吉岡睦雄、和田光沙、嶺豪一、橋本恵一郎、丹下真寿美、外波山文明らが常連客役として集結。クセが強くもどこか愛おしい人々を演じる。

 撮影は、主人公のモデルとなった店主が亡くなった後も、新宿ゴールデン街で営業を続けるスナック「あるぱか」を貸し切り、店内とゴールデン街のみでオールロケを敢行。長年にわたり街に刻まれてきた“本物の時間”を映像に焼き付けた。
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