Microsoftが開発したWindows 11専用の最新AI日本語入力アプリ(IME)「Copilot Keyboard」が、4月23日にいよいよ正式版としてリリースされました。
そして本リリースにおける目玉のひとつとして、かつてのMicrosoft Officeに搭載されていた伝説のアシスタントキャラクター、イルカの「カイル」が復活を果たしたことが発表され、ネット上で反響を呼んでいます。
■ あの「カイル」がAI時代にまさかの大抜擢
イルカのカイルは、1990年代後半の「Microsoft Office(97/2000)」などで標準搭載されていた「オフィスアシスタント」の代表的なキャラクター。
ユーザーの操作に応じて画面端でアニメーションしながらアドバイスを提供してくれましたが、時に作業の邪魔になることも多く、ユーザーから「お前を消す方法」と検索されるなど、愛らしさと煩わしさが共存する歴史的マスコットとして親しまれてきました。
その後、時代の流れとともにOffice 2007で完全に廃止されていたカイルが、約20年の時を経て、今回大復活を遂げました。Windows Blogによると、以前から「カイルを出してほしい」という要望が数多く寄せられており、今回ついにCopilotキャラクターとして実装される運びとなったとのこと。
設定からカイルを選択すると、カイル専用の着せ替えテーマでキーボードの入力環境がカスタムされ、デスクトップ上にもカイルが登場。AI機能を迷わず呼び出せる頼もしいナビゲーターとして、入力中のユーザーにそっと寄り添ってくれるようです。
■ AI技術で大幅進化した「Copilot Keyboard」 無料でダウンロード可能
メインとなる入力機能も、AI技術の活用により大幅に進化。従来は手動での辞書登録が必要だった新語やSNSのトレンド用語なども、毎月更新される辞書データによって自動で変換候補に追加される仕組みへと変更されました。
さらに、変換候補の横にある虫眼鏡ボタンをクリックするだけで、ブラウザを開くことなく直接「Copilot Search」での意味検索や言い換えの確認が可能に。従来のMicrosoft IMEからの辞書インポートや「かな入力」にも対応しており、思考や作業の流れを止めることなく、スムーズなテキスト入力を実現しているとのこと。
AI技術を使用するにあたって気になるプライバシー面ですが、学習データはユーザー個人の端末内に「専用のユーザー辞書」としてのみ保存されるもよう。入力内容が外部に送信されたり、AI(LLM)のトレーニングに使用されたりすることは一切ないため、仕事でもプライベートでも安心して利用できる設計となっているとのことでした。
「Copilot Keyboard」はWindows 11専用(x64版・ARM版対応)で、追加料金不要の完全無料でダウンロード可能。
<参考・引用>
Windows Blog「Copilot Keyboard – いよいよ、正式版になりました」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026042309.html
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