~省エネ・創エネで環境負荷低減~

 都内公共建築物として初となる建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「Nearly ZEB」認証を取得した品川区の区立環境学習交流施設「エコルとごし」が開設から1年が経過し、運用実績においても「Nearly ZEB」を達成したことをお知らせいたします。

エコルとごし
https://ecoru-togoshi.jp/

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                      エコルとごし


「エコルとごし」と「Nearly ZEB」について

 品川区は、品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」において、都内公共建築物として初となるBELSの「Nearly ZEB」認証を取得し、昨年5月から運用を開始しています。


 本施設建設時も環境影響に配慮し工事現場で使う電力は再生可能エネルギー100%のもので賄い、重機等の燃料も天然ガス由来のGTL燃料を使用。竣工後の令和4年4月からは、年間を通じて安定した地中熱を空調熱源として利用し、区有建築物では最大規模となる太陽光発電設備を設置することで、多くの再生可能エネルギーを創出しています。


「エコルとごし」運用実績について

 品川区では、「エコルとごし」運用開始から1年が経過し、令和4年度の運用実績を取りまとめました。

 「エコルとごし」の年間一次エネルギー使用量は、基準となる使用量に対して66%の削減(省エネ)。施設屋上に設置された太陽光発電システムにより創りだされた、エネルギー(創エネ)との組み合わせにより、設計値である91%削減を大きく上回る97%を削減し、運用実績においても「Nearly ZEB」を達成しました。

 達成できた背景として、区・運営者・設計者等をはじめとした関係者がエネルギー使用量等をクラウドで管理するとともに、定期的な会議体を設け、空調機器の運用の工夫等を試みたことが大きく影響しました。


 運用2年目となる令和5年度においても引き続き関係者と連携を図り、運用方法の最適化などによる、より効果的なエネルギー使用について検討し、来館者の快適性を保ちつつ更なるエネルギー削減に努めていくほか、本施設での経験を踏まえ、区有建築物で計画を進めているZEB建築物の設計や運用等に活かしていきます。

 本施設の運用実績の詳細については、今後、区ホームページ等で公開する予定です。

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                     エコルとごし


品川区長期基本計画について

 品川区長期基本計画(令和2年4月策定)では、10年後の目指す姿として『ZEB等の環境に配慮した建物の増加による、まち全体の環境負荷の低減を目指す』と明記しています。

 区では今後も、脱炭素社会の実現やSDGsの目標達成に向けて、快適な室内環境を保ちながら年間で消費する建築物のエネルギー量が大幅に削減された建築物である「ZEB(ネット・ゼロエネルギー・ビル)」や「ZEH-M(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション)」など脱炭素社会の実現を見据えた施設整備を継続していきます。

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