赤ちゃん本舗は「出産・子育てにまつわるモノとコトの物語」をコンセプトに、2023年6月から『akachan honpo+Stories』というコンテンツを公開してきました。

その中のひとつのストーリー。
「使いやすさを高めて、フロスを子どもの習慣に。」Y字デンタルフロスの開発に取り組んだバイヤーに、想いを語ってもらいました。

【Product#12】https://bit.ly/4s98DcA

使いやすさを高めて、フロスを子どもの習慣に。ーバイヤーの開発...の画像はこちら >>


■歯医者さんを嫌がる子どもに。フロスで効果的にお口をケア。

ーY字デンタルフロスー

子どもを歯医者に連れていくのが大変だと感じている親は多い。成長するにつれて恐怖心から大泣きしたり、ときには暴れたり…。歯医者に通う機会をできるだけ減らしたい気持ちに応えるには、早期からの正しいお口のケアが必要だと考え、子ども用Y字デンタルフロスの開発に取り組んだのがバイヤーの白井さん。

株式会社オールウェイズ(以下育児雑貨メーカーと表記)、鹿児島大学 大学院 医歯学総合研究科 小児歯科学分野との共同研究で、まだ世の中に少ない「Y字」にこだわったその思いと経緯を聞いた。

使いやすさを高めて、フロスを子どもの習慣に。ーバイヤーの開発への想いを綴るー


■お口のケアに必要なフロス。子供用の「Y字」が少ないことから開発を決意。

使いやすさを高めて、フロスを子どもの習慣に。ーバイヤーの開発への想いを綴るー


歯が生え始めるのは生後6カ月~9カ月頃で、2歳半~3歳頃には乳歯の歯並びが完成すると言われている。実は虫歯ができはじめるのは上の前歯4本が生え揃った頃から。子どもの虫歯事情について鹿児島大学病院・小児歯科の稲田先生に聞くと、「実は近年、虫歯の少ない子どもが増えています。
その一方で、きれいに生え揃っているケースと、かなり良くないお口の状態の二極化が進んでいます」と話す。

小さな頃から丁寧にケアをしているとお口の清掃には効果的だが、なかなか習慣化しにくいのも現実。それがこの二極化の背景にあるのかもしれない。

使いやすさを高めて、フロスを子どもの習慣に。ーバイヤーの開発への想いを綴るー


一方、バイヤーの白井さんは子どもを歯科医院に連れて行った際に、医師からY字フロスによるケアを推奨されていた。しかし市販されている商品が少なく、探し出すのに苦労したと言う。「世の中にこんなに少ないのなら作ろう」と子ども向けY字フロスの開発を決意。

商品化に協力してもらう育児雑貨メーカーに相談したところ、子どもの歯ブラシ研究などの実績をもつ鹿児島大学病院の稲田先生の紹介を受け、先生も快諾。こうして稲田先生・メーカー・アカチャンホンポの三者による共同開発がスタートした。

■多様な持ち方に対応し、バランスに優れた糸を採用。

柄の付いたフロスにはY字とF字タイプがあり、F字は前歯に適し、Y字は奥歯に使いやすいというそれぞれの特性がある。

子ども向けのY字フロスには、親が使うことも考慮して奥までスッと入れやすいこと、歯と歯の間の汚れのかき出しやすさによって清掃効果を高めることが必須条件。開発にはまずメーカーがサンプルを作って稲田先生が検証し、改良を加えていった。


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稲田先生が最初にこだわったのは持ち手のホルダー部分で、いろんな人に使ってもらったところ、「持ち方が人によって違うことに気づきました。端、真ん中、フロスに近い根元など皆さんそれぞれ。これは私にとっても発見で、多様な持ち方に対応できるホルダーを目標に何度もサンプルに調整を加えました」。

持ち方をはじめ、縦・横使いへの対応、フロスが入るカーブの角度など、支点・力点・作用点を検証して細かな調整を依頼し、サンプルが上がれば周囲の人に試してもらって使い勝手を確認。この一連の流れを何度も繰り返し、理想のホルダーがようやく仕上がった。次に取り組んだのが「糸」で、4種類の糸を取り寄せて比較検討を行うことに。

使いやすさを高めて、フロスを子どもの習慣に。ーバイヤーの開発への想いを綴るー
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さまざまな持ち方に対応できるよう、

形状や太さ、幅などを何度も調整して使いやすさを向上。

使いやすさを高めて、フロスを子どもの習慣に。ーバイヤーの開発への想いを綴るー


汚れをからめ取る機能だけでなく、歯間への入りやすさ、洗った後の乾きやすさ、たわみ具合、複数使用の耐久性なども確認して、最もバランスに優れたポリエチレン製を採用。稲田先生自身も最終サンプルを1ヵ月ほど使用して、気になる点がないかを調査したと言う。

こうした開発プロセスは常に白井さんに共有され、稲田先生の歯科医師としての専門的な知見と熱意に驚いたと振り返る。「実際に検証されている、画像や動画を共有してもらってオリジナリティの高い商品になっていくのを感じていました。どこにもない子ども用のY字デンタルフロスになると、商品への自信が高まっていったのを覚えています」。


使いやすさを高めて、フロスを子どもの習慣に。ーバイヤーの開発への想いを綴るー


親が子どもを膝に寝かせて使うときの挿入に無理がなく、どの歯間でも使いやすいこと。子どもが自分で使うときにもコントロールしやすいこと。どこかに「届かない」、「取りにくい」箇所があると、清掃効果を下げてしまう。

このおうちでのケアはもちろん、子どものうちからフロスによるケアに抵抗感を感じないようにしたいとみんながこの商品開発に向き合った。「お口のケアを嫌いにならないでほしい」。この思いが形状や素材すべてに込められている。

■人生を共にする「歯」を大切にするには、早期からのケアを。

使いやすさを高めて、フロスを子どもの習慣に。ーバイヤーの開発への想いを綴るー


長年にわたって小児系歯学を研究している山座教授も「子どもの頃のお口のケアはとても大切。大人になり、高齢者になる長い人生で自分の歯を大切にするためには早期からケアの習慣をつけておくことが望ましい」と話す。子どもの歯が健康であれば、それだけ歯科医院に通う機会を減らし、親の負担の軽減にもつながる。

「定期的なプロフェッショナルケアはもちろん必要ですが、日々のホームケアの質を上げて、さまざまな負担の軽減に役立ててもらいたい」と白井さん。子どもの歯ブラシ+フロスのダブルケアの新習慣は、このY字デンタルフロスから広く定着していくのだろう。


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『akachan honpo+Stories』

その他のストーリーも公開中 https://bit.ly/3SdupLZ

赤ちゃんのいる暮らしのいちばん身近な存在として、家族の毎日を支えたい。想いを込めてつくられた子育てにまつわる“モノ”や“コト”のものがたりを、アカチャンホンポのバイヤーや担当者の秘話を織りまぜながら、記事コンテンツとしてお伝えしています。
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