「それは屈辱だ」イタリア政府、イランに代わるW杯“棚ぼた”出場案に不快感

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6月に開幕を控えている2026年のFIFAワールドカップ。アメリカで試合が行われることもあり、現在対立が深まっているイランの出場を認めるかどうかが大きな議論の焦点となっている。



そして先日、アメリカの特使を務めているイタリア出身のパオロ・ザンポッリ氏が、「イランの代替としてイタリアを本大会に加える」ように直接働きかけたようだ…と『Financial Times』で伝えられた。



ザンポッリ氏は「トランプ氏とインファンティーノ氏(※FIFA会長)に、イタリアがイランに代わってワールドカップに出場することを提案したのは事実だ。私はイタリア生まれであり、アメリカで開催される大会でアッズーリを見るのは夢だ。4度の優勝経験を持つイタリアには、その枠を埋めるにふさわしい血統がある」と語っていた。



しかし、当のイタリアの政府高官からはこの提案に対して明確な否定の意が示されたという。『Gazzetta dello Sport』によれば、CONI(イタリアオリンピック委員会)のルチアーノ・ブオンフィーリオ会長は以下のように話したとのこと。



「まず第一に、そんなことは不可能だと思う。そして第二に、もしそれが実現したとしても私は屈辱に感じるだろう。ワールドカップは自分たちの力で勝ち取って行くべき場所なのだからね。それに見合うだけの実績が必要なのだ」



また、イタリアのスポーツ大臣を務めているアンドレア・アボディ氏も、「それは適切ではない。ピッチの上で結果を出してこそ、予選突破と言えるのだから」と、いわゆる棚ぼたでの本大会出場は望んでいないと明かしているそうだ。



なぜかW杯から遠ざかっている「強豪国」6選



3大会連続の予選落ちという厳しい現実を突きつけられているイタリア。

ファンの間ではシビアな議論が渦巻いているが、少なくともスポーツ界のリーダーたちは「おこぼれ」をもらってワールドカップに出場することはできないと考えているようだ。



筆者:石井彰(編集部)

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