
MLBで前人未到の「ホームラン50本+50盗塁(50-50)」を達成したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。
勢いは止まらず、同じ試合の中でそれぞれ1つずつ数字を伸ばし、現在の記録を「51-51」としている。
51という数字が揃った大谷の偉業を記念し、2023年より51番以降の番号も自由につけられるようになったJリーグから、今季「背番号51」をつける最強の5人を紹介する。
加藤陸次樹
FW/サンフレッチェ広島所属
加藤陸次樹は27歳のアタッカー。2023年7月にセレッソ大阪からユース時代を過ごしたサンフレッチェ広島へ電撃移籍し、今季はチームに欠かせない選手となっている。
ミヒャエル・スキッベ監督のもと、FWからボランチまでこなすマルチな能力を発揮。加藤の活躍もあって広島は現在J1で2位につけている。
ちなみに、加藤が広島で51番を選んだ理由は、イチローの影響とのこと。小さい頃に野球をやっていた時、憧れの選手だったという。
高木駿

GK/北海道コンサドーレ札幌所属
高いビルドアップ能力とシュートストップを武器にJリーグで活躍してきた35歳の高木駿。
2023年8月から北海道コンサドーレ札幌でプレーしているが、今季開幕直前に左膝前十字靭帯を断裂。長い治療とリハビリを経て、今月紅白戦に出場したことが伝えられている。
51番を選んだ理由は不明だが、プロキャリアでこれまで1番、21番、31番をつけたことがありその流れかもしれない。
アダイウトン

MF/ヴァンフォーレ甲府所属
一時は「Jリーグ最強外国人」と評する声もあったアダイウトンもまた現在51番をつけている一人。
類まれな打開力は今季加入したJ2のヴァンフォーレ甲府でも発揮されており、ここまで26試合で9ゴールを記録している。
51番の理由はこちらも不明だが、Jリーグで所属したジュビロ磐田とFC東京での背番号がいずれも15番。甲府の15番は飯島陸がつけていたため、1と5を逆にした可能性が高そうだ。
酒井宣福

FW/レノファ山口FC所属
元日本代表DF酒井高徳の弟としても知られる酒井宣福も、プロ7チーム目となったレノファ山口FCでキャリア初の51番をつけている。
山口は今季44歳の志垣良監督のもとで素晴らしいサッカーを展開しており、J2で現在6位、天皇杯でも準々決勝へ進出した。
今年7月に名古屋グランパスから加入した酒井は持ち前の高いフィジカル能力で前線に厚みを出しており、初のJ1昇格やタイトル獲得に向けてさらなる活躍が期待される。
後藤亘

GK/FC東京所属
最後は、2種登録で51番を与えられまだプロデビューは飾っていないものの、将来の日本代表守護神候補と言われる18歳の大器。
後藤亘は2023年のU17アジアカップで最優秀GK賞に輝くと、U-17ワールドカップでも全試合4試合にフル出場。192cmの長身と安定したゴールキーピングで“日本の壁”として立ちはだかった。

現在は高校3年生。FC東京で2025年のトップ昇格が決まっており、今月はロス五輪世代のU-19日本代表としてU19アジアカップ予選に臨む。