中国メディアの参考消息は6日、2024年版のグローバル・ソフトパワー指数で、中国が3位に浮上したことについて伝える記事を掲載した。

米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道を引用して伝えたところによると、このほど開催されたグローバル・ソフトパワー・サミットで発表された2024年版のグローバル・ソフトパワー指数で、中国はドイツを抜き、米国と英国に次ぐ3位に浮上した。

サミットを主催した英ブランドビジネス評価コンサルタント、ブランド・ファイナンスの報告書によると、ソフトパワーとは、強制ではなく魅力と説得を通じて、国際舞台におけるさまざまな主体(国家、企業、コミュニティー、国民など)の好みや行動に影響を与える国家の能力として定義される。

ブランド・ファイナンスは、100カ国余りの17万人の回答者を対象とした調査に基づき、「親しみやすさ」「名声」「影響力」「ガバナンス」「文化」など八つの柱から193カ国のソフトパワーを評価した。

ブランド・ファイナンスのデビッド・ヘイグ最高経営責任者(CEO)は、VOAのインタビューで、「言語の壁と相対的な孤立が、世界の中国に対する理解と評価を限定している主な理由だ。さらに、中国旅行による実際の経験よりもむしろ西側メディアの中国に対する否定的な報道が、中国のイメージに影響を与えている」と語った。

報告書は、中国について「世界の新しい工場だ。電気自動車(EV)、バッテリー、ソーラーパネル、風力タービンなど多くの分野で、その低価格製品が世界中にあふれ、世界の他の国々は太刀打ちできない」と評した。

(翻訳・編集/柳川)