中国人を相手にいたずら動画を撮影してSNSに投稿していたインフルエンサーの女性が謝罪した。中国メディアの環球時報などが24日に報じた。

カザフスタンの現地メディアによると、最近、中国各地で中国人をからかう動画を撮影していたカザフスタン人のインフルエンサーの女性、アルジャン・アイベコワ(Aruzhan Aibekova)さんが、帰国後に警察から事情聴取を受け、その後公開謝罪した。

アイベコワさんは、中国の街頭や地下鉄などで見知らぬ中国人男性に近付き、いきなり手をつないだり足を触ったりして相手の反応をテストする動画を撮影していた。

また、見知らぬ人がズボンの後ろのポケットやかばんに入れていたスマートフォンをこっそり抜き取り、近くにいた人に渡して「この人が盗んだ」と濡れ衣を着せる動画も投稿していた。

こうした動画はSNSで注目を集め、100万回を超える再生数を稼いだが、その後批判の声が殺到し、動画は削除された。帰国後、アルマトイの警察当局に呼び出され、厳重注意を受けたアイベコワさんは、「迷惑行為を行った中国人に対して謝罪する。今後は投稿内容に気を付ける」としている。

中国のネットユーザーからは「気持ち悪い」「中国への再入国は禁止で」「このインフルエンサーもくだらないな」「いたずらがすべてだめとは言わないが度が過ぎている。礼を失している」「彼女の動画でカザフスタン人のイメージが大きく損なわれた」「国内の警察は何をしている?」「中国人は伝統的に性善説で外から来た人を歓迎するが、そうした善意に付け込まれた。中国に来る外国人観光客がますます増えているし、こうした注目を集めるために不適切な行為をする人物はブラックリストに入れてほしい」といった声が上がっている。(翻訳・編集/北田)

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