中国国家衛生健康委員会副主任、国家疾病予防管理局局長の沈紅兵氏はこのほど、年内に適齢期の女性を対象とした子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の接種サービスを開始し、HPVワクチンを国家免疫計画に組み入れ、女性の健康を保護すると発表しました。
子宮頸がんは女性の健康を深刻に脅かす悪性腫瘍です。
国家衛生健康委員会など10部門は2023年、「子宮頸がん撲滅加速行動計画(2023-2030年)」を発表しました。この行動計画は、適齢期の女性に対する子宮頸がんワクチン接種サービスの普及促進を目的とし、条件の整った地域でワクチン接種を試行するよう奨励したものです。
広東省など18の省と鄭州市など多くの都市では、各地方政府が子宮頸がんワクチン接種を市民のための実務プロジェクトに組み入れ、適齢期の女性に国産2価ワクチンを無料で接種するもので、無料接種政策は中国の適齢期女性の約6割をカバーしています。
このほか、全国免疫計画情報システムは、疾病予防管理機構、予防接種機関を網羅して子宮頸がんワクチンの接種状況の動態的なモニタリングが可能となり、今後の関連接種政策の策定に向けた基盤を提供していきます。(提供/CRI)