中国では7月15日に「AI擬人化インタラクションサービス管理暫定弁法」が施行される。AIパートナー・アシスタントや感情的なバーチャルフレンド、高齢者、子供にコンパニオンシップを提供するスマートインタラクション製品は明確な規定を遵守しなければならなくなる。

中国新聞網が伝えた。

「弁法」が規定している「AI擬人化インタラクションサービス」とは、AI技術を利用し、中華人民共和国内で提供される、自然人の性格特徴や思考パターン、コミュニケーションスタイルを模倣し、継続的に展開できる感情的インタラクションサービスを指している。

中国政法大学ネット法学研究所の李懐勝(リー・ホワイション)所長は、「この類のサービスは、人間の感情やコミュニケーションスタイルを模倣しており、ユーザーは容易に非理性的に依存してしまい、現実の世界における社交能力が低下し、感情的にコントロールされたり、危険な行動を取るよう誘導されたりする可能性さえある」と指摘する。

「AI擬人化インタラクションサービス管理暫定弁法」は、未成年者保護に焦点を合わせ、サービスの制限や本人確認から監督保護管理に至るまでのソリューションを提供している。

未成年者保護に関して、「弁法」は未成年者にバーチャルファミリーやバーチャルパートナーといったバーチャルな親密関係を提供することを厳禁すると明文化した。14歳未満の未成年者にその他の擬人化インタラクションサービスを提供する場合は、未成年者の親またはその他の保護者の同意を得る必要がある。そして、未成年者モードや保護者が使用行為を管理・制御したり、課金といった消費を制限したりできる機能を設置するよう求めている。

北京航空航天大学法学院の趙精武(ジャオ・ジンウー)准教授は、「未成年者へのバーチャルファミリーやバーチャルパートナーといったサービス提供を禁止しているのは、主に未成年者は世界観、人生観、価値観を形成し、育てる段階にあり、バーチャルな親密関係を提供するサービスは未成年者が現実の生活において親族やパートナー関係に対して誤った認識を持たせるおそれがあることを考慮してのことだ。また、未成年者の年齢に合わせ、段階的な保護措置や内容を設置する必要があり、未成年者が使用の過程で極端な感情の揺れなどを見せた場合には相応の援助を提供し、直ちにユーザーの保護者や緊急連絡先に連絡できるようにしておかなければならない」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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