2026年8月10日、中国のポータルサイト騰訊網に中国卓球の絶対的な覇権が終焉を迎えたとするセルフメディア「霍森布鲁兹」の記事が掲載された。

記事は、先日行われたWTTチャンピオンズ横浜で、男子シングルスで出場した中国勢が全員ベスト8に進出できない事態が発生し、男女シングルスともに日本勢(張本智和、張本美和)が優勝を果たしたことに触れ、中国卓球の絶対的な支配体制が終了したことを象徴する結果になったとの見方を示した。

そして、今大会の惨敗は王楚欽(ワン・チューチン)や孫穎莎(スン・インシャー)といった主力選手の欠場だけでは説明がつかないほど世代交代の遅れと層の薄さが顕著になっていると指摘。海外のライバル勢に対する優位性が失われ、相手側が感じていた心理的プレッシャーも消失したと伝えた。

その上で、中国の一強状態が崩れつつある要因を考察し、WTT国際大会の過密日程によって、年間90~120日に及んでいた中国の長期集中合宿が難しくなったことに言及した。

また、国際大会において会場や練習環境の共有化が進んだことで技術や戦術の隠ぺいが不可能となり、中国が保持していた構造的な優位性が急速に失われたと指摘した。

続いて、敗北を恐れるあまり「短所のない万能型(オールラウンダー)」の育成を重視してきた弊害を挙げ、特長のない選手が長所特化型で挑む海外選手に後手を踏んでいると分析した。

このほか、伝統的な武器だった「前三板(サーブ、レシーブ、3球目攻撃)」の弱体化や現場での戦術対応力の不足も深刻だと解説した。

記事は中国卓球が再起するためには王者ではなくチャレンジャーとしてのマインドセットを持つべきだと主張。一時的な敗北を恐れずに技術改革を進め、協会主導で環境を再整備する必要があるとした。

さらに、ファンなど「外野」の姿勢として、精神論による批判をやめ、地道な再起プロセスを受け入れるべきだと結んだ。(編集・翻訳/川尻)

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