米半導体株が材料視される流れ。昨夜の米株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.5%高と続伸した。ハイパースケーラー(超大規模なデータセンターを自社で保有・運用)など大手IT各社はこのところ、人工知能(AI)関連の投資を拡大している。半導体の需要増が当分続くと分析された。13日のアジア市場では、韓国や日本などで半導体関連が急伸。中国株マーケットにも買いが波及した。
ただ、一段の買い材料に乏しい中で上値は限定的。中東情勢を巡る不透明感も重しとなっている。トランプ米大統領が12日、「米国がホルムズ海峡を完全に掌握している」と自身のSNSに投稿したものの、足もとでは航行の停滞が続いたままだ。外電が報じたところによると、12日に海峡を航行した船舶数はわずか8隻にとどまり、米イランの衝突が始まる前(2月末)の130~140隻程度を大きく下回っている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、即席麺・飲料大手の康師傅HD(322/HK)が7.9%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が5.8%高、中枢神経疾患・がん治療薬主力の翰森製薬集団(3692/HK)が5.0%高と上げが目立った。康師傅が11日引け後に報告した中間決算は増益基調を維持し、製品構成の最適化などで粗利益率が改善。
セクター別では、半導体が連日で急伸。上海天数智芯半導体(9903/HK)が8.1%、愛芯元智半導体(600/HK)が6.1%、ASMPT(522/HK)が5.7%、華虹宏力半導体(1347/HK)が5.4%ずつ上昇した。
医薬セクターも物色される。石薬や翰森のほか、再鼎医薬(9688/HK)が6.6%高、剤泰科技(北京)(7666/HK)が5.5%高、康希諾生物(6185/HK)が5.2%高で引けた。
半面、前日に急伸した中国の不動産セクターは安い。旭輝(884/HK)が7.1%、中国金茂HD(817/HK)が6.1%、世茂集団HD(813/HK)が4.3%、龍湖集団HD(960/HK)と融創中国HD(1918/HK)がそろって4.1%ずつ下落した。
そのほか、インターネットサービス中国大手の騰訊HD(テンセント:700/HK)が3.8%安。同社の4~6月期決算は調整後利益が前年同期比9%増にとどまり、設備投資が急拡大する中、フリーキャッシュフロー(純現金収支)はマイナスに転落した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%高の3963.15ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが高い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











