外部環境の不透明感が引き続き重しとなる流れ。ホルムズ海峡の運航再開が見通せず、原油相場の先高観も強まっている。トランプ米大統領が12日、「米国が海峡を完全に掌握している」と自身のSNSに投稿したものの、足もとでは航行の停滞が続いたままだ。外電が報じたところによると、12日に海峡を航行した船舶数はわずか8隻にとどまり、米イランの衝突が始まる前(2月末)の130~140隻程度を大きく下回っている。米半導体株高などを支えにハンセン指数などはプラス圏で推移する場面がみられたものの、引けにかけて再び売りが優勢となった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、非鉄関連の下げが目立つ。中国宏橋集団(1378/HK)が7.1%安、中国アルミ(2600/HK)が6.2%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.3%安で引けた。そのほか、インターネットサービス中国大手の騰訊HD(テンセント:700/HK)が4.5%安。同社の4~6月期決算は調整後利益が前年同期比9%増にとどまり、設備投資が急拡大する中、フリーキャッシュフロー(純現金収支)はマイナスに転落した。
前日に急伸した中国の不動産セクターも安い。中国金茂HD(817/HK)が7.1%、融創中国HD(1918/HK)が6.6%、龍湖集団HD(960/HK)が5.6%、越秀地産(123/HK)が4.9%ずつ下落した。
自動車セクターもさえない。
半面、半導体やプリント基板(PCB)、大規模言語モデル(LLM)など人工知能(AI)関連の銘柄は連日で物色される。ASMPT(522/HK)が3.7%高、華虹宏力半導体(1347/HK)が3.1%高、広州広合科技(1989/HK)が3.5%高、深セン市大族数控科技(3200/HK)が3.0%高、北京智譜華章科技(2513/HK)が9.0%高、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が5.4%高。ハンセン科技(テック)指数は0.3%逆行高した。北京智譜華章とミニマックスについては、21日の取引終了後に発表されるハンセン指数構成銘柄の定期見直しで、新規採用の候補に挙がったことも引き続き材料視された。
そのほか、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ:992/HK)が20.2%高。昼頃発表した4~6月期決算の調整後利益が前年同期比176%増となり、AI関連のけん引で売上高が四半期ベースの過去最高を記録し材料視された。同社株は後場に入り急騰している。
本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.50%安の3926.97ポイントで取引を終了した。不動産が安い。自動車、資源・素材、インフラ関連、運輸、ハイテクなども売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











