12日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比212.65ポイント(0.83%)安の25440.17ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が81.83ポイント(0.96%)安の8446.27ポイントと続落した。売買代金は2167億7910万香港ドル(約4兆4027億円)となっている(11日は2109億4240万香港ドル)。

 前日の軟調地合いを継ぐ流れ。原油高が嫌気されたほか、米金利動向も気がかりだ。ホルムズ海峡の運航再開が見通せないなか、11日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比1.3%高の83.20米ドル/バレルと4日続伸し、7月31日以来の高値を切り上げている。一方、米国では、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の方向を決める上で重要視する7月の米消費者物価指数(CPI)が12日、同月の米卸売物価指数(PPI)が13日に公表される予定。内容次第では、早期利上げ観測が再び浮上する可能性もある。ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が根強いほか、昨夜の米市場で半導体株が逆行高したことも支えとなっている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、オンラインゲーム中国大手の網易(ネットイース:9999/HK)が5.1%安、中枢神経疾患・がん治療薬主力の翰森製薬集団(3692/HK)が3.8%安、民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が3.3%安と下げが目立った。
 セクター別では、医薬が総じて安い。翰森製薬のほか、長風薬業(2652/HK)が7.1%、艾美疫苗(6660/HK)が6.7%、英セキ智能(3696/HK)が4.2%ずつ下落した。
 大型ネット株もさえない。阿里巴巴集団HD(アリババ:9988/HK)が3.0%安、京東集団(JDドットコム:9618/HK)が2.8%安、百度集団(9888/HK)が2.5%安、騰訊HD(テンセント:700/HK)が2.0%安で取引を終えた。
インターネットサービス大手のテンセントはきょう12日、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団はあす13日、それぞれ中間決算を報告する予定。業績動向を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因だ。
 半面、中国の不動産セクターは急伸。中国金茂HD(817/HK)が13.9%高、越秀地産(123/HK)が10.0%高、建発国際投資集団(1908/HK)が9.0%高、龍湖集団HD(960/HK)が8.8%高と値を上げた。大引にかけて急速に動意づいている。中国首都の北京市が先週末に不動産規制の緩和策を発表する中、各地にその動きが広がるとの期待も高まる状況だ。
 半導体セクターも高い。瀾起科技(6809/HK)が7.6%、華虹宏力半導体(1347/HK)が7.1%、兆易創新科技集団(3986/HK)が5.1%、上海壁仞科技(6082/HK)が4.4%ずつ上昇した。
 本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.32%高の3946.68ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、インフラ関連、素材、保険・証券、消費、自動車も買われた。
半面、石油・石炭は安い。公益、医薬、銀行も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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