台湾メディアのETtodayは9日、台湾で最近流行している「私は台湾人です」と書かれたバッジが実は中国製だったことが、物議を醸していると報じた。

台湾では近年、海外旅行に出かけた際に相手の国の人に自らを台湾人だと認識してもらうため、日本語や韓国語、英語などで「私は台湾人です」と印字されたバッジやステッカーを身に着けることが流行している。

そうした中、記事によると、台湾のインフルエンサー・Cheap氏はフェイスブックに日本語で「私は日本人です」「台湾NO.1」などと印字された缶バッジの生産地が「中国」となっている画像をアップし、「日本でこのバッジを身に着ける(台湾)人は普通、中国との違いを明確にし、台湾の主権を主張することを目的としている」とつづった。

その上で、「バッジの原材料から型押し、印刷に至るまで、すべてが『メイド・イン・チャイナ(中国製)』なのだが、彼ら(バッジを身に着ける人)は精神分裂を起こしてしまわないだろうか?」「メーカーは口では『台湾NO.1』と叫びながら、コストを抑えてより多くの利益を出すために迷わず中国での製造を選んでいる。結局、『台湾を愛する』というのはスローガンにすぎなかったのか」と皮肉った。

Cheap氏はまた、「(日本で)これを身に着けるのは本当に気まずい。まるで自分がどこから来たのかどうしても相手に知ってほしいみたいだ。『私は誤解されたくありません。どうか私を優遇してください』という雰囲気が漂う。特に日本人が『台湾NO.1』を見たら意味が分からないだろう。これは何だ?どうしてこんなに自信満々なんだ?なぜ海外で自分たちがNO.1だと言うのかってね」とし、「お願いだから、日本でこれを身に着けたまま羽目を外した行動をしないでくれ」と呼び掛けた。

この投稿に台湾のネットユーザーからは「見たら笑っちゃう」「『台湾NO.1』はウケるな」「底辺層向けの商品なんだから、中国じゃないと安価に作れないじゃないか」「こういうことをして他人からの承認を求めるのは、自尊心の低い人だけ」「こんなものを身に着けるなんてどれだけ劣等感が強いんだ」「これを身に着けて外出できるのは、むしろ勇気があると思う」「海外では、自分が何者かを示すバッジを身に着けるよりも、自分の言動をしっかりする方が大切だと思う。礼儀を守り、相手を尊重し、非常識な行動をしなければ、相手は自然と好感を持ってくれる」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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