2026年8月9日、中国メディア・南方都市報は、中国疾病予防コントロールセンター(中国CDC)が公表した全国の急性呼吸器感染症サーベイランス結果として、新型コロナウイルスの検出陽性率が22.3%に達したと報じた。

記事によると、中国CDCが8月6日に発表した今年第31週(7月27日~8月2日)の集計では、全国の定点医療機関でインフルエンザ様症例から採取した呼吸器検体のうち、新型コロナウイルスが検出された検体の割合(新型コロナ陽性率)が22.3%で、インフルエンザウイルス(13.3%)を上回った。

入院した重症急性呼吸器感染症(SARI)例でも新型コロナ陽性率が8.2%と最も高かった。

同センターは、検出された病原体はいずれも既知の一般的なもので、未知の病原体やそれによる新興感染症は確認されていないとしたほか、新型コロナ陽性率の上昇ペースは鈍化傾向にあると説明している。なお、主な流行株は引き続きNB.1.8.1系統で、地域では南部の省が北部を大きく上回り、年齢別では15~59歳で最も高いという。

また、中国では2023年1月に新型コロナを「乙類乙管」(乙類感染症としての管理)に移行して以降、新型コロナは一般的な呼吸器感染症の一つとなり、年に1~2回の流行の波が生じていると紹介。今回の増加も周期的な波動の範囲内で、流行の強さは過去2年と同程度、上昇傾向はすでに緩やかになっているとした。

同センターによると、重大な公衆衛生リスクとなる変異株や、医療体制への明らかな影響も確認されていないという。(編集・翻訳/川尻)

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