米利上げ観測の後退が材料視される流れ。米労働者が7日に公表した7月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が増加予想に反し5カ月ぶりに減少している。6月分と5月分も大幅に下方修正された。米連邦準備理事会(FRB)が利下げを急ぐ根拠が弱まっている。金融政策で米国に追随する香港でも、域内金利の上昇懸念が薄らいだ。
一方、足もとの中国経済指標は総じて弱い内容。週末に公表された7月の貿易統計や物価統計では、内需の弱さが示された。中国景気の先行き不安はくすぶるものの、当局が内需刺激策を急ぐとの見方も広がっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が12.4%高、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が6.6%高、中枢神経疾患・がん治療薬主力の翰森製薬集団(3692/HK)が4.9%高と上げが目立った。
セクター別では、中国の不動産が高い。碧桂園HD(2007/HK)が9.0%、雅居楽集団HD(3383/HK)が5.8%、中国金茂HD(817/HK)が4.5%、世茂集団HD(813/HK)が4.4%ずつ上昇した。
医薬セクターも急伸。
消費セクターも物色される。老鋪黄金や周大福のほか、機能性飲料の東鵬飲料(集団)(9980/HK)が5.4%高、養豚事業の牧原食品(2714/HK)が5.2%高、飲料水の農夫山泉(9633/HK)が4.8%高、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が4.7%高、即席麺・飲料の康師傅HD(322/HK)とレストランの九毛九国際HD(9922/HK)がそろって3.5%高、老舗調味料メーカーの海天調味食品(3288/HK)が3.0%高と値を上げた。
半面、半導体セクターは安い。上海天数智芯半導体(9903/HK)が8.2%、兆易創新科技集団(3986/HK)が5.1%、上海壁仞科技(6082/HK)が4.9%、瀾起科技(6809/HK)が4.3%ずつ下落した。
本土マーケットは5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.67%高の3966.59ポイントで取引を終了した。消費が高い。不動産、医薬、資源・素材、通信、自動車、銀行・証券、運輸、インフラ関連なども買われた。半面、ハイテクは安い。保険も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











