2026年9月7日、韓国メディア・京郷新聞は、25年に世界的なブームとなった、生成AIによる「ジブリ風画像」について、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、約1年を経て初めて公式に見解を示したと報じた。

記事によると、朝日新聞が6日に掲載したインタビューで、鈴木氏はChatGPTなどによって作られた「ジブリ風」の画像について、「ある種のアニメーションもAIで簡単に作れるけど、多少の知識がある人ならば、全部見破る。

あんまり意味もないし、おもしろくもない」と語った。1989年からスタジオジブリに加わった鈴木氏は、これまで宮崎監督が手掛けた劇場アニメーション作品の大半に携わってきた。

ジブリ風画像が大きな話題となった昨年、鈴木氏のもとには多数の取材依頼が寄せられたという。しかし、当時はすべて断っていたといい、その理由について、「みんなすぐに飽きると思ったのであえて応じなかった」と説明。そして実際にブームが落ち着いたことから、「やはりそうなった」と振り返った。

鈴木氏はさらに、宮崎駿監督と生成AIについても言及。宮崎監督は「君たちはどう生きるか」の頃から情報をすべて遮断して創作にあたっていると明かし、「宮さん(宮崎監督)はそもそも生成AIを知らない」と語った。

一方で、「AIの時代にジブリはどうなっていくと思うか」という問いに、AIが「『人間が作品を作るとはどういうことか』を示す文化的存在になっていく」と回答したことについて、鈴木氏は「AIもちゃんと考えていますね」と評価。その上で、宮崎監督の表現は「AIやCGでは再現できない」と強調した。

これについて韓国のネットユーザーからは「去年はSNSにジブリ風画像が本当にあふれていたよね」「流行っているときから好きじゃなかった」「制作者側が好意的に見れるわけがない」「そもそも全然ジブリ風にも感じない。完全に別物」「ジブリの魅力は絵だけじゃなくて、物語や音楽、演出まで含めたものだから」「けれど宮崎駿がAIの存在すら知らないというのは驚く」などの声が上がった。

また、「ジブリ作品はAI的なものと遠い作品性なのに、あんな風にAI消費されているのは皮肉だ」「AIは新技術なのに、それを使って人々がやるのは、ある絵柄をパクったような生成画像を作ることなのか」「こういう特定の絵柄を模倣した生成画像についての法規制などがある程度進まないと、トラブルが色々起きそう」「今はAIと人が作った作品の間にはまだ差を感じるけど、今後AIがどんどん発展していく中で受け入れられ方も変わっていきそう」などの声も見られた。

(翻訳・編集/樋口)

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