2026年9月4日、韓国メディア・ニュース1は韓国の経常収支黒字が半導体輸出の好調を背景に急拡大し、26年上半期には中国に次ぐ世界2位の規模となったと報じた。

記事によると、韓国銀行が9月4日に発表した暫定統計で、7月の経常収支は420億8000万ドル(約6兆5670億円)の黒字となり、前年まで韓国を上回っていたドイツ、日本、台湾を追い抜いた。

過去最大となる6月の497億3000万ドル(約7兆7610億円)には及ばなかったものの、7月としては過去最大、月間ベースでは歴代2番目の規模となった。

韓国の今年1~7月の累計経常黒字は2330億9000万ドル(約36兆3780億円)に達し、前年同期の598億2000万ドル(約9兆3360億円)の約3.9倍となった。これを受け、韓国銀行は今年の年間経常黒字見通しを、従来の2500億ドル(約39兆170億円)から4500億ドル(約70兆2300億円)へ大幅に引き上げている。この黒字拡大をけん引しているのは、半導体を中心とした輸出だった。

7月の経常収支を項目別にみると、商品収支(貿易収支)は404億3000万ドル(約6兆3100億円)の黒字となり、6月に続いて400億ドル(約5兆9000億円)を超えた。商品輸出は1004億5000万ドル(約15兆6770億円)で、前年同月比65.3%増。6月に続き、2カ月連続で1000億ドル(約14兆7000億円)を突破した。

品目別ではSSDを中心とするコンピュータ・周辺機器の輸出が344.5%、半導体が176.3%増加したほか、石油製品と化学製品もそれぞれ35.7%、19.1%増加した。地域別では中国向け輸出が96.2%増加。東南アジア向けが74.7%、米国向けが69.1%、EU向けが55.6%、中南米向けが25.7%それぞれ増加している。

一方、サービス収支は19億7000万ドル(約3070億円)の赤字となった。夏休みシーズンの影響で海外への出国者が241万9000人となり、入国者の209万3000人を上回ったことで、旅行収支も3億4000万ドル(約530億円)の赤字に転じた。

記事は「年間4500億ドル(約70兆2300億円)という過去最高水準の黒字見通しを達成するためには、残りの5カ月間は毎月歴代2位である7月の実績を上回る月平均433億8000万ドル(約6兆7700億円)の黒字を達成しなければならないため、半導体ブームの持続が重要になる」と伝えた。

これについて韓国のネットユーザーからは「日本やドイツを抜いたのはすごい」「AIブームが続く限り、しばらくは好調そう」「輸出が増えているのは素直に良いニュース」「中国向け輸出が96%も増えたのが意外」「4500億ドルの黒字まで本当に行けたらすごい」などの声が上がった。

一方で、「結局、半導体だけが韓国経済を支えている」「半導体が不況になったらどうなるんだ?」「半導体以外の産業ももっと強くならないと」「経常黒字が増えても国民の生活が楽になった感じはしない」「じゃあ、なぜこんなに景気が悪いんだ」「半導体で稼いで、その利益を次の産業への投資につなげてほしい」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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