中国・四川省成都市のホテルに若いカップルが長期間宿泊したところ、思わぬトラブルが発生した。中国メディアの封面新聞が伝えた。
報道によると、被害に遭ったのは同市東部新区のホテル。スタッフによると、20代の男女が同ホテルの一室に145日間にわたって宿泊。その間、2人は部屋の清掃を拒否し、理由について「他人に部屋に入られるのは困る」などと説明していた。使い捨てのアメニティーなどを渡しに行っても、「ドアの前に置いてくれればいい」と言われたという。
その後、数日分の宿泊料金が未払いになっていたため催促したところ連絡がつかなくなり、微信(ウィーチャット。チャットアプリ)でもブロックされた。ホテルの監視カメラを確認すると、数日前の未明に2人がホテル側に何も告げずに退去していたことが判明した。
ホテルのスタッフが2人が使用した客室のドアを開けると、室内にはデリバリーの容器や包装袋など、さまざまな生活ごみが山積みになっていた。現場で撮影された動画では、部屋の通路や壁際にごみが山のように積み上げられ、ベッド以外にはほとんど足の踏み場もない状態になっていることが確認できる。
ホテルスタッフによると、この部屋からは20袋のごみが搬出された。家具や設備に目立った損傷はないものの、壁には汚れが付着しており、徹底的な清掃と消毒・殺菌作業を行う必要があるという。
スタッフは、現時点でカップルに責任を追及する考えはないとしているが、専門家は「カップルの行為は契約違反だけでなく権利侵害にも当たる」と指摘。
記事によると、中国では同様のケースがたびたび発生している。吉林省長春市のあるビジネスホテルでは、宿泊客が2年間滞在し、退去後の客室には1メートルを超える高さまでごみが積み上がっていた。清掃には3日を要し、一部の設備は改装が必要になったという。
また、重慶市のホテルでは2人の女性が1カ月間滞在し、清掃を拒否。退去後の客室にごみが散乱していたケースがあった。浙江省杭州市でも、長期滞在していた女性客が清掃を拒否し、室内にカビの生えた食品やデリバリーの容器が大量に積み上げられていた事例があった。(翻訳・編集/北田)











