台湾メディアの自由時報は30日、ベトナムメディアの「ベトナム・エクスプレス」の報道を引用し、かつて高級フルーツとして扱われていた中国産シャインマスカットが大幅に値下がりしていると報じた。
最近、ホーチミンのある青果店で販売されていた箱入りシャインマスカットは1キロ当たり7万ベトナムドン(約430円)だった。
また、ホーチミンのトゥードゥック農産物卸売市場では、中国産シャインマスカットの現在の卸売価格は1キロ 3万5000~4万ベトナムドン(約215~245円)で、昨年より約1万ベトナムドン(約61円)ほど安くなっている。ある輸入業者は、「ここ数年で最も安い価格だ」と話した。
記事によると、中国産シャインマスカットの価格は他国産を大幅に下回っている。韓国産のシャインマスカットはホーチミンで1キロ約35万~60万ベトナムドン(約2150~3700円)、日本産となると数百万ベトナムドン(数万円)に達することもあるという。
シャインマスカットの価格が暴落した主な原因は、中国からの供給量が大幅に増加したことにあるという。今年、中国のシャインマスカット生産は最盛期を迎え、各産地から大量の商品が同時に市場に出回ったことで価格が急落し、ベトナムの輸入価格や小売価格も押し下げられた。
中国国家ブドウ産業技術体系の資料によると、中国のシャインマスカットの栽培面積は過去10年間で急速に拡大。2015年前後には約1万ヘクタールにも満たなかったが、10年後には10万ヘクタールを超えた。
専門誌「International Fruit & Vegetable Report」によると、現在、中国で露地栽培された中程度の品質のシャインマスカットの買い取り価格は1キロ61~83円ほど。北部の一部産地では1キロ33円にまで低下しており、前年同期比で70%以上も急落しているという。(翻訳・編集/北田)











