華為技術(ファーウェイ)は河北省滄州市で15日に開催された第4回京津冀(北京・天津・河北)グリーン発展大会で、人工知能(AI)を利用した太陽光発電と蓄電利用の技術を紹介した。炭素削減関連の情報サイトの低タン網(「タン」は石へんに「炭」)が伝えた。
大会のテーマは「協働でグリーン行動、ゼロカーボンの新たな始動」で、対象年が2026年から30年までである「第15次五カ年計画」での、炭素ピークアウト(二酸化炭素など温室効果ガスを減少に向かわせる)と炭素ニュートラル(二酸化炭素など温室効果ガスの排出を差し引きゼロにする)およびエネルギー転換に焦点を絞った。
ファーウェイ・デジタルパワー商工業グリーン電力事業部の王沖副総経理(事業副部長)はこの大会での基調講演で、同社の取り組みにより省エネおよび炭素削減とグリーン電力の消費を強化して河北省の新型エネルギーの「強省」にする戦略を明らかにした。
京津冀の3地域の発展改革委員会が主催したこの大会は、エネルギー構造の転換、ゼロカーボン体系の建設という重要任務に密接に関係するものだった。王事業副部長は「太陽光・蓄電融合・デジタルスマートグリーン電力:エネルギー消費シーンを活性化し、河北の『新型エネルギー強省戦略』を実践」と題した基調講演で、仮想発電所、蓄電の安全性、ゼロカーボンパークなどの分野における同社の成果や実践を紹介し、生態文明の理念を産業に定着させる方向性を強調した。なお王事業副部長が言及した仮想発電所とは、太陽光パネル、蓄電池、EVの充電設備、工場の自家発電機、ビルや工場の空調設備など小規模なエネルギー設備をIoT(モノのインターネット)やAI、通信技術でネットワーク接続し、あたかも1つの大きな発電所であるかのように統合して遠隔制御する仕組みを指す。
この大会が開催された8月15日は、中国の「全国エコの日」だった。この日は、「緑水青山は金山銀山(美しい自然こそが宝の山)」の理念を実践し、社会のグリーン転換を後押しすることを目的とするものだ。そして今年は中国にとって「第15次五カ年計画」の新型エネルギー体系建設の開始年だ。ファーウェイ・デジタルパワーはエネルギー消費シーンに着目し、商工業での太陽光発電と蓄電の融合やスマートマイクログリッド(AI利用型小規模電力網)などでゼロカーボンパーク(二酸化炭素を排出しない産業団地)やグリーン工場(環境配慮型工場)の高度化に力を添え、エネルギーの消費側による省エネと炭素削減、グリーン電力の現地消費を強化する。同社はそのために、電源、電力網・電力使用、蓄電一体化型の業界向けソリューションを提供している。そのシステムは風冷・液冷スマート冷却グリッド形成型蓄電などを組み合わせ、高精度の発電出力予測や負荷予測を通じて、最適な充放電のタイミングをリアルタイムで捉えるものだ。また、AIによって電気料金の変動に適応し、企業のコスト削減と効率向上を後押しする。
電力使用の安全面においては「チップからグリッドまで4段階フルリンク蓄電安全体系」を構築し、世界でも最上位の蓄電安全認証を獲得した。すなわち中核となる技術の能力と安全管理体系に依拠し、蓄電システムの「発火しない、拡散しない、爆発しない、人を傷つけない」を真に実現した。同社はこれらにより、河北省および京津冀全域におけるエネルギーのグリーンゼロカーボン転換や新型エネルギー体系の建設を先導する考えだ。そして、より多くの場面での実用化により、地方の建設を強力に支援する。
太陽光発電と蓄電の融合ソリューションはすでに河北省内の電線とケーブル、装備製造などの多くの企業に導入されている。工場エリアで発電したグリーン電力の現地消費を実現することは、企業のエネルギー消費と炭素排出の管理と統制に貢献している。
交通運輸の電動化の分野においては、都市のハブや物流パークなどに注力している。例えば石家荘、邯鄲、唐山など河北省内の各地にパートナーと手を携えて全液冷メガワット超急速充電ステーションを配置した。河北省は新エネルギー大型トラックの大規模な普及を後押しすることで、ゼロカーボン貨物輸送の発展の実践事例になり、そのことで中国全国に大きく貢献している。
ファーウェイは引き続き太陽光発電と蓄電融合、デジタルスマートグリーン電力の分野をしっかりと開拓していく。技術革新、産業の連動、現場での応用の協同により力を入れ続け、エコ協力の理念を掲げて顧客やパートナーと協同で作業を進める。各種末端でのエネルギー消費の最適化により価値の創出を実現し、河北省が「新型エネルギー強省」に成長することにしっかりと貢献し、北京、天津、河北の一体化の質の高い発展のために力を捧げる。











