2026年8月27日、中国メディア・観察者網は、2016年に東京都中野区で中国人女性留学生の江歌(ジアン・ガー)さんが殺害された事件から間もなく10年を迎えるに当たり、母親の江秋蓮(ジアン・チウリエン)さんが亡き愛娘への思いをつづった手記を公表したと報じた。

記事は、江歌さんが15年4月に日本へ留学し、16年11月3日に東京都内のアパート前で同居していた中国人親友の元交際相手に刃物で刺されて死亡した事件が発生して今年で10年を迎えると紹介。

母親の江秋蓮さんが今月26日にSNS上に「10年の回顧:娘の江歌へ」と題する長文の手記を投稿したと伝えた。

そして、手記の中で江秋蓮さんが「心の中にどれほどの無念と後悔があろうとも、娘を思わない日は一日たりともなかった。あれから10年という歳月が過ぎ去った今、10年前に日本で娘と再会したこの日を記念して胸の内を書き留めたい」と、癒えることのない深い喪失感を吐露したことを紹介している。

記事は、事件後に母親が江歌さんの親友でルームメイトだった女性を相手取り、生命権侵害などを理由とする損害賠償請求訴訟を中国山東省青島市の裁判所に起こした経緯に言及。青島市城陽区人民法院が22年1月10日の一審判決で、被告である親友が自身に迫っていた危険を江歌さんに知らせず、自らの保身のために自宅ドアを閉ざして江歌さんを締め出し、殺害に至らしめた重大な過失を認定し、経済的損失の賠償金49万6000元(約1176万円)と精神的慰謝料20万元(約474万円)の支払いを命じたことを伝えた。

また、被告が判決を不服として控訴したものの、22年12月30日に青島市中級人民法院が控訴を棄却して一審判決を支持した上、二審訴訟費用1万760元(約25万5000円)の負担も命じたことや、その後に被告が山東省高級人民法院に申し立てた再審請求も退けられ、母親側の勝訴が確定したことを詳述した。(編集・翻訳/川尻)

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