中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。政治・経済の動きを決める全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議は、きょう28日に閉幕する。大規模な経済対策が打ち出される可能性は低いとみられているが、内需不振などを受け、何らかの対策が打ち出されるとの期待が高まる状況だ。会議の決定事項は、今まで通りなら、日本時間18時以降、国営メディアなどが報道する。また、香港では主要企業の中間決算発表が終盤入り。業績動向を手がかりにした売買も活況だ。
中国経済動向や米金融政策を見極めたいとして、朝方は安く推移したものの、指数は程なくプラスに転じ、徐々に上げ幅を広げた。中国では週明け31日、8月の製造業PMIと非製造業PMIが公表される。一方、米国では開催中のジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)で28日、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演を行う予定だ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、電子機器受託製造サービス(EMS)中国大手の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が6.6%高、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.1%高、中国アルミニウム最大手の中国アルミ(2600/HK)が3.2%高と上げが目立っている。BYDエレクは、きょう28日に中間決算を報告する予定だ。舜宇光学は26日引け後に発表した決算が予想を上回り、好感する買いが続いている。
セクター別では、中国の不動産が高い。融創中国HD(1918/HK)が5.7%、旭輝(884/HK)が5.4%、中国奥園集団(3883/HK)が5.1%、越秀地産(123/HK)が3.9%ずつ上昇した。
非鉄・産金セクターもしっかり。中国アルミのほか、中国宏橋集団(1378/HK)と五鉱資源(1208/HK)がそろって2.1%高、中国黄金国際資源(2099/HK)が5.9%高、紫金黄金国際(2259/HK)が3.0%高、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が2.8%高で前場取引を終えた。
半面、半導体セクターは総じて安い。峰チョウ科技深セン(1304/HK)が7.3%、キン捷電子科技(江蘇)(6675/HK)が4.6%、合肥晶合集成電路(2249/HK)が4.2%、瀾起科技(6809/HK)が3.1%ずつ下落した。
本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.08%高の3959.64ポイントで前場取引を終了した。不動産が高い。資源・素材、消費、電子機器、インフラ関連、運輸なども買われた。半面、医薬は安い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











