週明け24日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比492.13ポイント(1.89%)安の25517.33ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が162.98ポイント(1.89%)安の8471.36ポイントと6日ぶりに反落した。売買代金は2911億5140万香港ドル(約5兆9103億円)に拡大している(21日は2572億7740万香港ドル)。

 投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。人工知能(AI)関連の設備投資が拡大する中、巨額の資金調達による需給悪化が懸念されている。AI投資の収益化に関する不透明感も改めて意識された。米金融政策や中国経済対策の動向が気がかり。今週は米国で、米金融政策を見極めるうえで重要なイベントや指標発表が集中する。26日に米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重要視する7月の個人消費支出(PCEデフレーター)、27~29日にジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)、28日にジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長講演などだ。一方、中国では、政治・経済の動きを決める全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議があす25日に開幕(28日に閉幕)する。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、電子商取引(EC)を中核とする中国IT大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が8.5%安と下げが目立った。同社は23日、2019年の香港上場以来で初の第三者割当増資を実施すると発表。手数料などを除く手取り概算で797億香港ドル(約1兆6162億円)を調達する。すべてAI向け投資に充当する見通しだ。香港メディアによると、新株発行増資の調達規模としては香港市場で過去最大となる。

 一方、ハンセン指数の構成銘柄に新規採用が決定した銘柄群の値動きは、華虹宏力半導体(1347/HK)が5.2%安、イ柴動力(2338/HK)が6.7%安。除外銘柄はなかったため、構成銘柄は93→95銘柄に増加する運びだ(入れ替えは9月7日付で発効)。
 大規模言語モデル(LLM)などAI技術の銘柄群も安い。ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)と北京智譜華章科技(2513/HK)がそろって10.1%、雲知声智能科技(9678/HK)が5.4%、北京第四範式智能技術(6682/HK)が4.9%ずつ下落した。
 半導体セクターも急落。華虹宏力半導体のほか、上海天数智芯半導体(9903/HK)が10.6%安、瀾起科技(6809/HK)が8.1%安、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)と上海壁仞科技(6082/HK)がそろって7.9%安で引けた。
 半面、非鉄セクターは高い。中国宏橋集団(1378/HK)が3.1%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が6.8%、中国アルミ(2600/HK)が2.1%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.8%ずつ上昇した。
 本土マーケットは3日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.59%安の3882.01ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、不動産、素材、自動車、インフラ関連なども売られた。
半面、金融は高い。消費、運輸、エネルギー、公益も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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