7月の訪日中国人が大幅に減少したことについて、中国国営の中央テレビ(CCTV)のSNS・微博(ウェイボー)のアカウントは「外国人が日本に行かなくなった」とのハッシュタグを付けて報じた。

同局は、「日本の首相・高市早苗による台湾に関する誤った発言以来、中国本土から日本を訪れる旅行者数は減少が続いている」とし、日本政府観光局(JNTO)が19日に発表したデータで、今年1~7月の訪日中国人客数が前年同期比56.3%減、7月単月では前年同月比56.1%減となり、8カ月連続の減少となったことを伝えた。

また、「今年1~7月は、訪日外国人客数の総数でも前年同期を下回った」とし、「現在の傾向が続けば、今年1年間の訪日外国人客数は前年を下回り、5年ぶりに減少する可能性があるとの分析も出ている」と伝えた。

一方で、韓国、台湾、香港、米国、欧州など、他の国・地域からの訪日客が増加していることには言及せず、総数についても前年同期を下回ったことだけを強調し、中東情勢の悪化という背景や、減少が1.7%にとどまっていることなどには触れていない。

なお、この報道を引用した中国メディアの新浪新聞の微博アカウントも「日本の観光業はあとどれだけ持ちこたえられるのか」「外国人観光客が日本を捨て始めた」などのハッシュタグを付けて伝えている。

中国のネットユーザーからは反日的な声が上がる一方で、「(日本の観光業が)本当に冷え切っていると思うか?」「統計範囲を世界で見るべき。一国(中国)だけのデータでは分析する意義がない」「また勝った(気になっている)のか?日本にいるけど、観光客はすごく多いぞ」「私のSNSのタイムラインではみんな(日本には)観光客が大勢いるって言ってる」「日本には観光客が大勢来ている。夜中でも入国審査に長い列ができていた。もし出張で日本に来ていなければ、こんなとんでもない話を信じていたところだったわ」「周辺(の国と地域)から大勢行ってるんだよ」といった声が相次いだ。

さらに、「この(事実に)目をつむったハッシュタグ、なぜこんなに笑えるんだろう(笑)」「また自分で自分をだましてる」「中国人が行かなくても(その他の)外国人が大勢行っている。自分(中国人)を大した存在と思わない方がいい」「精神勝利法(実際は劣勢であるのに自分が優位に立っていると思い込む心理)だ」「まるで中国の観光業は景気が良いみたいな言い方だな(笑)」「あなたたちが言うことは常に逆」「問題はやはり客観的に見るべき」などと指摘するコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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