2026年8月16日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは「中国はもう『愚鈍な車』を必要とせず、ドイツはまだそれを作り続けている」と題し、ドイツメディアの報道を紹介した。
記事は、独誌フォークスの報道を引用し、ドイツの自動車アナリストであるフィリップ・ラーシュ氏の分析として、中国市場におけるバッテリー式電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)などを合わせた新エネルギー車(NEV)のシェアが今年6月時点で63%に達したことを伝えた。
また、政府補助金の削減が進む中でもシェア拡大が続いているとし、NEVへの移行が市場の自律的なメカニズムで維持される段階に入ったという同誌の見解を紹介した。
さらに、中国では縮小するガソリン車市場と拡大するNEV市場の二極化が進んでいると指摘。中国市場における競争の対立軸は今や単なる動力源の違いではなく、車載ソフトウェアやAI技術を中核とする「スマートカー」と、それらを持たない「愚鈍な従来車」との競争に変貌しているとした。
記事は、急成長するスマートカー市場を中国メーカーがほぼ掌握する中で、ドイツのメーカーはこの分野で出遅れているとも言及。ガソリン車とNEVの双方で販売台数トップ10に同時にランクインした企業は吉利汽車、上海汽車、長安汽車の中国勢3社のみであり、外資系ブランドが成長市場であるNEV市場への参入に苦戦している実態を伝えた。
このほか、今年1~5月の中国国内の自動車消費が20%以上減少する一方で国内生産の減少は4.2%にとどまっており、余剰分が世界市場への輸出へ振り向けられている点も指摘した。
そして、5月単月の輸出台数が93万台と単月としての過去最高を記録したほか、1~5月の累計輸出台数は前年同期比63%増の400万台に達し、輸出車両に占めるNEV比率も2021年の15%から45%へと急伸したことを紹介している。(編集・翻訳/川尻)











