投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国経済対策や米金融政策の動向を見決めたいとするムードが漂った。中国ではきょう25日、政治・経済の動きを決める全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議が開幕(28日に閉幕)。米国では26日に米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重要視する7月の個人消費支出(PCEデフレーター)、28日にジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)でウォーシュFRB議長講演など米金融政策を見極めるうえで重要な指標発表やイベントが集中する。
もっとも、中国の政策に対する期待感は根強く、下値は限定的だ。会議で大規模な経済対策が打ち出される可能性は低いとみられているが、中国の内需不振などを受け、何らかの対策が打ち出されるとの期待もある。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、デリバリー事業大手の美団(3690/HK)が6.5%安、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.2%安、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が3.9%安と下げが目立った。
セクター別では、非鉄・産金が安い。洛陽モリブデンや紫金鉱業のほか、中国アルミ(2600/HK)が1.6%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.6%、江西銅業(358/HK)が3.1%、霊宝黄金(3330/HK)が7.8%、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が5.9%、招金鉱業(1818/HK)が5.1%ずつ下落した。
自動車セクターも急落。小鵬集団(9868/HK)が9.7%安、浙江零ホウ科技(9863/HK)が7.3%安、蔚来集団(9866/HK)が5.8%安、奇瑞汽車(9973/HK)が3.3%安で引けた。小鵬集団については、中間決算の赤字拡大が嫌気されている。
半面、医薬セクターの一角は高い。英セキ智能(3696/HK)が11.0%、勁方医薬科技(上海)(2595/HK)が6.6%、長風薬業(2652/HK)が5.9%、康希諾生物(6185/HK)が3.0%ずつ上昇した。
中国の不動産セクターも物色される。中国海外宏洋集団(81/HK)が10.9%高、旭輝(884/HK)が8.3%高、融創中国HD(1918/HK)が7.3%高、碧桂園HD(2007/HK)が5.9%高で前場取引を終えた。
本土マーケットも続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.15%安の3876.38ポイントで前場取引を終了した。素材が安い。海運、ハイテク、軍需産業、保険・証券なども売られた。半面、自動車は高い。医薬、不動産、消費、公益、銀行も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











