様子見ムードが漂う流れ。中国経済対策の動向が気がかりだ。中国ではあす25日、政治・経済の動きを決める全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議が開幕(28日に閉幕)する。内容を見極めたいとするスタンスが買い手控えにつながった。また、人工知能(AI)関連の設備投資が拡大する中、収益化に関する不透明感も改めて意識されている。
もっとも、政策に対する期待は根強く、下値は限定されている。現地メディアが24日付で報じたところによると、中国国家発展改革委員会はこのほど、2日間で投資分野に関する重要会議を相次いで開いた。大型インフラ網の連携強化や民間投資の活性化、国家重点プロジェクトの進ちょく加速を一体で進め、景気下支えにつながる有効投資を早期に積み上げる狙いがある。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテクの下げが目立つ。電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が7.4%安、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が6.7%安、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が6.6%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が6.1%安、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が4.9%安、携帯端末ODMの華勤技術(603296/SH)と産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)がそろって3.9%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、人工知能(AI)半導体大手の中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が6.4%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は3.1%安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。
医薬株も安い。北京昭衍新薬研究中心(603127/SH)が5.8%、甘李薬業(603087/SH)と薬明康徳(603259/SH)がそろって4.3%、広州白雲山医薬集団(600332/SH)が3.8%、上海復星医薬集団(600196/SH)が3.3%ずつ下落した。不動産株、素材株、自動車株、インフラ関連株なども売られている。
半面、銀行・保険株はしっかり。中国工商銀行(601398/SH)が1.5%、中国銀行(601988/SH)が1.3%、中国農業銀行(601288/SH)が1.2%、中国平安保険(601318/SH)が2.9%、中国人寿保険(601628/SH)が1.6%ずつ上昇した。消費株、運輸株、エネルギー株、公益株、証券株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.03ポイント(0.72%)高の282.80ポイント、深センB株指数が1.02ポイント(0.09%)高の1165.65ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











